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AKBじゃんけん大会&新選抜の衝撃!その意味を読む(2ページ目)

毎年恒例のAKB48じゃんけん大会。今年は例年のように優勝者には選抜センターではなく「ソロデビュー」! 最後まで勝ち残った彼女のパワーは運か?悪運か?そして同日発表されたシングル選抜もサプライズ!

大坪 ケムタ

執筆者:大坪 ケムタ

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数年後のAKB48を担う”近未来選抜”

またじゃんけん大会ではサプライズとして38枚目のシングルの選抜メンバーも発表されました。“Wセンター”として名前を呼ばれたのは、渡辺麻友、そして宮脇咲良! そして驚きなのが今回の人数“36人選抜”。それも今回が初選抜というメンバーが多く、フレッシュなチーム構成になりました。

★38thシングル選抜メンバー
渡辺麻友、宮脇咲良、松井珠理奈、島崎遥香、指原莉乃、入山杏奈、高橋みなみ、白間美瑠、小嶋陽菜、川本紗矢、松井玲奈、木崎ゆりあ、森保まどか、川栄李奈、武藤十夢、須田亜香里、柏木由紀、加藤玲奈、横山由依、大和田南那、高橋朱里、山本彩、向井地美音、宮澤佐江、小嶋真子、生駒里奈、峯岸みなみ、田野優花、渡辺美優紀、大島涼花、兒玉遥、中野郁海


若干16歳、過去には『UZA』『さよならクロール』『ラブラドール・レトリバー』『心のプラカード』の4曲でAKB48選抜入りした宮脇。最近テレビでもステージでもカメラに抜かれる率高く、基本的に王道美少女なルックスと、ステージ勘の良さは高い評価を受けています。今年の総選挙での「指原越え」を誓うスピーチは今回ナンバーワンの内容と「自分の言葉」も持っている。

また、48グループにおける個人人気の指標である個別握手会の完売率でいっても、選抜常連の中でも人気トップクラスのすぐ背後につける勢いで、“ライバル”である指原は既に越えている宮脇。いまだ16歳、まさに“若手ナンバーワン”のポジションにいるのは間違いない。それ以外にも今回は向井地美音、田野優花、白間美瑠、森保まどからに加え、ドラフト生から川本紗矢、チーム8から中野郁海と初選抜組がずらり。

AKB48のシングルは春が卒業ソング、初夏が選挙ソング、初秋が選挙選抜ソング……とテーマが定番化してる中で、ここ2年、秋のシングルでは『UZA』が大島優子・松井珠理奈のWセンター、『ハートエレキ』が小嶋陽菜センターと実験的な意味合いが強いセンターが組まれています。そう考えると今回の宮脇起用の意味合いはわかるというもの。

現状AKB48のCDセールスはピークを過ぎつつもまだまだ週間100万枚を越えている状況。このままではいけない、今踏ん張らなければ……という運営の意識が、AKB48グループ夏祭りや全国ツアー再開などに見えつつあります……というのは高く評価しすぎでしょうか? それに握手会完売状況などを見る限り、てんとうむchu!メンバー・木崎ゆりあ・向井地美音らなど選抜メンバーに負けない、もしくは既に越えてる若手メンバーは揃いつつあります。今回選ばれた新選抜メンバーはそうした期待をかけられてるといっていいでしょう。

秋元康Pはこの38thシングルを755で「神曲です」と言い切っています(たびたび同じような発言はしていますが‥)。今回の選抜が2年後、3年後のAKB48を見越した“一手”だとしたら、どんなテイストでくるのか? AKB48の未来を示唆する一枚になるかもしれません。
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