”ヒール”な彼女だからこそ何を出すのか?
毎年恒例、今年で第5回となった「AKB48じゃんけん大会」。武道の聖地でじゃんけん大会というのも最初こそふざけてるなあ、と思っていましたがもうすっかり定着。以前あるアイドルが「AKBさんがじゃんけん大会やってるので有名な武道館」とブログに書いたのを見て、「ああ、もう10代の女の子的には“アーティストにとっての目標の地”とかじゃないんだな」と思いましたけども。それはともかく、今年は例年どおり「じゃんけん選抜メンバー」が選ばれる場ではなく「ソロデビュー」する1名が選ばれる場に。そしてその結果じゃんけんを勝ち抜いたのは“みるきー”こと渡辺美優紀(NMB48・SKE48兼任)! いろんな意味でまさかまさかのこの人が、という優勝者です。
毎年恒例の『FLASH増刊 AKB48じゃんけん大会公式ガイドブック2014』(光文社)。表紙の3人にAKB48本隊がゼロ、ということで一部で話題になりましたが、まさかのみるきーだとは。
ただ、個人的な意見としてはここでのみるきーソロはかなり面白い展開。というのも、先の報道で彼女はさんざんバッシングを浴びたわけですが、やや猛火も落ち着いてきたころGoogle+に「今わたしの一人リクエストアワーしたら一位はE-girlsさんのごめんなさいのKissing Youになると思います(OvO) PVも大好き? オススメの一曲、聴いてみてくださいねU・x・U」という投稿をしました。
これだけ見るといたって普通ですが、その詞は「一緒に食事しただけよ 彼はただのトモダチ信じて! 心配させること何もないの」で始まる、浮気疑惑を謝る女の子をモチーフにした曲。さらに「AKB48グループ夏祭り」ではカラオケで熱唱と、まあ逆撫でする人はとことん逆撫でされたとは思いますが、この“小悪魔”どころか“悪女”な挑発っぷりは肝っ玉の太さを感じさせます。その流れでのこのソロデビュー。今の彼女の状況に合った楽曲を秋元康Pが用意したら、ものすごく刺激的でしょうね。
第1回優勝の内田眞由美を除き、第2回以降選抜経験メンバーの優勝が続いてるだけに、「ヤラセだろ」「八百長だろ」という意見も当然のようにありますが、今回に関しては「もしヤラセでみるきーだったら、それも思い切りすぎだろ」と思います。
指原莉乃もスキャンダルからHKT48へ移籍、そこから人気が再燃どころか前以上の人気を得ることが出来ました。みるきーがこのチャンスをどう活かすか、注目度高いです!