12脳神経の覚え方!「さあさあ名古屋」
12ある脳神経全てが運動機能、感覚機能、自律神経機能をもっているわけではない。個別に持っている機能をより簡単に覚えるには?
そこで今回は、「脳神経核の覚え方と語呂合わせ! 理学療法士への勉強法」で紹介した語呂合わせを活用し、簡単に覚えられる方法を紹介しようと思います。
12脳神経の個別機能
まずは12脳神経の個別機能を図表に表します。 こうして図表化して見てみると、以下のように機能を分けやすくなります。- 運動機能のみの神経:滑車神経、外転神経、副神経、舌下神経
- 感覚機能のみの神経:嗅神経、視神経、内耳(聴)神経
- 自律神経のみの神経:なし
- 複数機能がある神経:動眼神経、三叉神経、顔面神経、舌咽神経、迷走神経
図表に簡単な設定をして、語呂合わせで覚える!
先に挙げた12脳神経の個別機能。これに単純な設定をします。その設定とは、運動、感覚、自律の三項目に数字を割り当てるのです。割り当てる数字は、運動機能は5、感覚機能は3、自律(副交感)神経機能は2となります。これを表の○の部分に当てはめ、各脳神経の合計値を右側に出します。図表では以下の通りになります。 合計値は見ての通り、上から順番に337585103101055という数字が出来上がります。この合計値には、感覚と自律神経機能を有している脳神経は存在しないという前提があります。つまり、3+2=5というものは存在しないということです。そこを含んで考えると、個別にどういう機能があるかは一目瞭然です。ということは、この数字を語呂合わせにしてしまえばよいのです。その語呂合わせですが以下のようになります。
さあさあ名古屋の後藤さん、とうとうGOGO!
- さあさあ:3、3
- 名古屋の:7、5、8
- 後藤さん:5、10、3
- とうとう:10、10
- GOGO:5、5
また、過去問でよく出題されている自律(副交感)神経機能のある脳神経については、脳神経の番号通りに3、7、10、9「みなとく」であっさり覚えるのも良いかもしれません。
すべては自分が如何に効率よく覚えられるかを考えること。覚えやすい方法が確立されれば、どの方法でも取捨選択していけばよいと思います。なによりこれをヒントにして勉強には工夫も必要だという事が伝われば幸いです。
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