住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのポイント

広く感じる家の秘密「モジュール」とは?(2ページ目)

同じように間仕切りの少ない間取りにしたり、空間をつなげたLDKにしても、他の住宅に比べて広く見える家とそうでない家があります。そのカギのひとつはモジュールにあります。一体どんなことなのか、説明しましょう。

大塚 有美

執筆者:大塚 有美

長く暮らせる家づくりガイド

すべての住宅が同じモジュールではない

最大の注意点はすべての注文住宅がインチ・フィートモジュールではないということです。住宅会社によって、どんな工法を採用して、どのモジュールを採用して家を建てるのか、違っています。

同じ2×4工法でも採用しているモジュールが違えば、でき上がった空間の広さは違ってきます。自分が検討している会社のスペックをチェックして、納得したうえで契約しましょう。

ここでは、尺モジュールやメーターモジュールとの違いをはっきりさせたいと考え、「インチ・フィートモジュール」という呼び方をしましたが、会社によっては、「インチモジュール」や「フィートモジュール」と表現しているところもあります。

さらに、北米では「インチ・フィートモジュール」を採用した2×4工法で家を建てることが多いため、「北米式2×4工法」と表記することで、インチ・フィートモジュールであるここと、2×4工法であることをあらわしている輸入住宅の会社もあります。

モジュールを無視した家づくりは無駄が多い

前ページで廊下を例に挙げ、モジュールの違いによって、広さが違ってしまうことを説明しました。廊下のような場所だけ、インチ・フィートモジュールと同じくらいの広さを確保すればいいのではないか、と考えた人もいるのではないでしょうか。

モジュールによって天井の高さも変わってくる可能性があります

モジュールによって天井の高さも変わってくる可能性があります

家を建てるとき、部分的にそのモジュールを超えて空間を広くすることは、技術的に不可能なことではありません。しかし、例えば尺モジュールを採用した家ではすべての材料や空間が尺モジュールを基本としているため、その基準をはずれたことをすると、材料をその場所に合わせてカットしなければならないため、無駄が出ることになります。無駄が出ることで、材料費は跳ね上がり、工事の手間も増えるので建築費もアップするでしょう。

廊下や出入り口は通常より広めにしたいという希望を持っている人は、全体にゆったりとした開放的な家を望んでいる人かもしれません。自分がイメージする家と、その会社の工法やモジュールを含めて、じっくり検討することをおすすめします。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます