「ジョイフル三ノ輪」は昔ながらの商店街
散歩ガイドを始めて間もない頃、当時のプロデューサーであるNくんとやってきたのがこのジョイフル三ノ輪だった。僕もNくんも興奮気味にこの商店街を歩いたのは、もう9年前も前のことか。その後もこの商店街は何度か訪れている。三ノ輪橋停留所からジョイフル三ノ輪はすぐ。乗車ホームの壁にキンチョーとかボンカレー、オロナミンCのホーロー看板(のレプリカ?)が貼られている。昭和テイストの演出だろうか。
ジョイフル三ノ輪の入り口。左側が都電荒川線の三ノ輪橋停留所、右側が昭和通りに出る道だ。地下鉄三ノ輪駅の場所を示す、いかにも古そうな看板がお出迎え。昔から、都電と地下鉄を間違える人が多いのだろう。
やってきたのはお昼時。あちらこちらでお惣菜を買って公園で食べたいな。と、思いきや、なんだかシャッターが閉まっているお店が多い。これはもしや、シャッター商店街になってしまったのか!? と慌てたけど、どうやら火曜日定休のお店が多かったみたい。
もちろん火曜に開いているお店もたくさんある。上の画像、「とりふじ」さんの店頭には焼き鳥とか揚げ物がズラズラと並んでいる。とにかくまずは歩いてみよう。
ジョイフル三ノ輪名物「紅しょうがの天ぷら」
「都電名物 紅しょうがの天ぷら」というノボリが目に入った。あーそうそう、「お惣菜の店 きく」さんの紅しょうが天、おいしいんだよね。これは食べなくちゃ。お代も安い、90円!おっ、ライスもあるんだ。150円の小サイズをもらおう。あと、ほうれん草の胡麻和えも大層うまそうだったので、それも購入。このシリーズおなじみのコロッケはさっきのとりふじさんで買おうかしらん、と歩いていると、なんと30円のコロッケを発見。
弁当も280円だって。こりゃ安い。ここでコロッケを買って、商店街の途中にあった瑞光公園でいただくことにする。
きくさんの紅しょうが天を取り出すと、小さなさつまいもの天ぷらをおまけしてくれていた。こういうところが、商店街の個人商店のいいところだよね。サックサクに揚がっていて、おかずというよりスナック感覚でいただける。歩きながら食べてもいい感じ。
とくとく弁当ニハマルさんで30円で購入したコロッケも、熱々の揚げたてだった。持参した携帯用ソースをドボドボかけていただく。
しかしやっぱり火曜日、閉まっていて行けなかったお店も多い。明日また再チャレンジだ。
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ジョイフル三ノ輪には個性的なお店がたくさん
というわけでその翌日、再びジョイフル三ノ輪さん。今回は昭和通り側の入口から入ってみることにした。動画はこちら。こちらの看板は三ノ輪橋商店街となっている。「ジョイフル三ノ輪」とどっちが正式名称なのだろう。荒川区のホームページを見ると、商店会名は「三の輪銀座商店街振興組合」になっていた。それにしても、荒川区にはまだ行っていない商店街が多数あるなあ。
さて、商店街を歩けば、昨日お休みだったところもちゃんと営業していて、なんだかホッとする。2005年に記事にしたサンコースポーツさんも元気に開店中。
改めて、個性的なお店が多いなぁ。こちらの藤野青果店さんもそうだ。
ぬかの匂いが周辺に漂い、派手なポップが目に飛び込んでくる。今どきこういうお店も珍しいよね。そして、オオムラパンさん。
ショーケースの中にはパンが並んでいる。この店頭の雰囲気、なんとも懐かしい。今日はここでパンを買って、昨日と同じ瑞光公園でいただこう。
【関連サイト】
- 商店街 荒川区公式ホームページ
- サンコースポーツ/レッツエンジョイ東京
- 嗅覚・視覚・味覚にうったえる秘伝糠みその漬物自作・販売のお店「藤野青果」 | lwp magazine
- オオムラパン - 三ノ輪橋/パン [食べログ]
ジョイフル三ノ輪の「オオムラパン」
ショーウィンドウをのぞくと、うーん、これは迷うぞ。とりあえず、やきそばパンは決定として、あと一個くらい食べたい。おっ、中華ロールってなんだろう。これにしてみよう。お会計をしていると、奥から小柄なおじいさんが笑顔で会釈をしてきたので、会釈を返す。ほのぼのするね。そして瑞光公園。
焼きそばの具が一切ナシな、文字通り焼いたそばオンリーの焼きそばパン。
中華ロールは、中華まんの中身をパンで包んだ感じだった。いずれも噛みごたえのある昔ながらのパン。給食のときに出ていたパンに香りや食感が似ている。
まだ少しお腹がすいているので、お蕎麦の「砂場」さんでも行こうかしらん。あそこのもりそばは美味しいし、量が少なめでちょうどいいんだよね。
って、のれんが出てない。こっちは水曜が定休かぁ。一筋縄ではいかないね。でも、なんともいい佇まいのお蕎麦屋さんだ。また来よう。
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