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ジャニーズ事務所が舞台に拘る意外な理由(2ページ目)

ドラマ、バラエティ、CMとテレビでその姿を見掛けない日はないジャニーズ事務所のメンバー達。実は事務所の創立から今日まで”舞台”と密接な関係がある事をご存知でしょうか。今回はそのルーツに迫りつつ、彼らが出演する舞台の傾向をまとめてみました。

上村 由紀子

執筆者:上村 由紀子

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ジャニーズ事務所 舞台に関する3つの傾向

ではここで、ジャニーズ事務所のメンバーが出演する舞台の傾向を見ていきましょう。その形態は大きく3つに分けられます。

1 主に大劇場で上演されるオリジナル作品

2 ブロードウェイやウエストエンドの海外ミュージカル作品

3 蜷川幸雄演出作品や小劇場で活躍する演出家・劇作家の作品、翻訳物等のストレートプレイ

1は前のページでも触れた堂本光一さん主演の『Endless SHOCK』や滝沢秀明さん主演の『滝沢演舞城』、そして先日Kis-My-Ft2玉森裕太さん主演で幕を開けた『ドリームボーイズ』等が挙げられます。これらの作品に関してはジャニー喜多川氏自らが総合演出を担当。演劇的要素とショー的要素がミックスされ、その年によって様々な後輩たちが舞台に花を添えるのが特徴です。

2は少年隊が主演した『ウエストサイドストーリー』、嵐の櫻井翔さん主演の『ビューティフル・ゲーム』、V6の井ノ原快彦さんと長野博さんが主役コンビを務めた『プロデューサーズ』、V6の坂本昌行さんは『ALL SHOOK UP 』 『MY ONE AND ONLY 』 『ボーイ・フロム・オズ』 『フット・ルース』等多数の作品で主演。また、内博貴さんは『ガイズ&ドールズ』、生田斗真さんは『グリース』と、グループには所属していないメンバーも海外ミュージカルで主役として舞台に立っています。

3に関しては東山紀之さん、佐藤アツヒロさん、岡本健一さんらの超ベテラン勢からSMAPTOKIOV6Kis-My-Ft2Hey! Say! JUMP etcetc……と、ありとあらゆるグループのメンバーが経験しており、その内容も多岐に渡る事から次の記事で詳しく書ければと思います。

劇場

劇場には様々なドラマが


一説によるとジャニー喜多川氏が最も愛し拘っているのが舞台だと言われています。10代の頃から常にショービジネスの世界の間近にいて、華やかな表も、そうでない舞台裏も見てきた氏が板の上でこそアーティストは磨かれ成長すると考え、自社のメンバー達を積極的に舞台に立たせているとしたら、それはとても自然な事のように思えます。

正直舞台は芸能事務所にとって決して効率の良い現場ではありません。稽古の時間も沢山取られますし、1回のステージで最大2000人程度の観客しかその舞台を体感することは出来ないのです。でも、テレビのスタジオに居たら見えない観客1人1人の顔が見え、その呼吸を感じられる舞台をきっちり経験した人とそうでない人とでは、ある年齢に達した時にやはりある種の差がつくような気もします。

と言う事で次の記事では正統派の作品から「え、ココまでやっちゃっていいの?」と驚かされる過激な内容の舞台まで、ジャニーズ事務所のメンバー達が出演したストレートプレイ(演劇)に関してガッツリ斬り込みます。テレビとは一味違った彼らのポテンシャル、凄いんです!

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