飛行機コメディで空の旅を笑いとともに♪
『フライングハイ』(1980年度作品)
ロサンゼルス発シカゴ行の209便のパイロットはじめスタッフと乗客たちは、食中毒パニックに陥ってしまう。パイロットも倒れる中、ひとりの元兵士が操縦桿を握るけれど……。
物語を綴ると普通なのですが、ドタバタコメディゆえの小ネタがさく裂しています。操縦席に居座る子供が登場したり、みんなで乗客を助けるはずが逆に叩きのめしてしまったり、飛行機の外でも209便のトラブルを通して大騒ぎ! たたみかけるコント攻撃はまさに抱腹絶倒です。
『裸の銃を持つ男』で日本でも人気のコメディ俳優レスリー・ニールセンがすっとぼけた顔で登場していて、懐かしいやら、楽しいやら。モヤモヤしたりイライラしたりしたときは『フライングハイ』を見て、笑い飛ばしてスッキリしましょう!
監督:ジム・エイブラハムズ、デヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー 出演:ロバート・ヘイズ、ジュリー・ハガティ、ロイド・ブリッジス、カリーム・アブドゥル=ジャバー、ピーター・グレイヴス、レスリー・ニールセン
『ハッピーフライト』(2008年度作品)
機長昇格をかけたフライトに臨む副操縦士(田辺誠一)、新人CA(綾瀬はるか)を乗せたホノルル行の飛行機の機体に異常が発見され、加えて、暴風雨の雲も!管制塔、空港、機内は右往左往の大騒ぎになる……。
『ウォーターボーイズ』などを手掛ける日本映画界のコメディ王、矢口監督の飛行機コメディ。頼りない副操縦士とドジばかりのCAを中心に、グランドホステス、管制塔、整備士たちの奮闘をコミカルに描く。
登場人物が多いのですが、個々のキャラクターが濃いので飛行機と空港しか出てこないのに、それぞれの場所で起こる大騒動に笑いがポンポン起こります。オーバーブッキング、搭乗時間に間に合わないお客様など、飛行機と空港のあるある満載のトラブルが楽しい。
ヒロインのCAのドジは定番であまり印象深くはないのですが、グランドホステス(田畑智子)のけなげな活躍が好感度大。いちばんリアルな人物像で、演じる田畑智子も好演しています。
監督:矢口史靖 出演:田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、吹石一恵、田畑智子、寺島しのぶほか
>次は考えさせられる人間ドラマとして秀逸な飛行機映画2本。デンゼル・ワシントン主演作もありますよ!