ここは「塩漬けの土地」だった
元々、この「オガールエリア」は、JR東北本線の駅を誘致するために紫波町が購入した土地でした。ところが予算の都合で開発がなかなか進まず、町が購入した10.7haの土地は10年ほど「塩漬け状態」に。一時はなんと、「雪捨て場」として利用していたと言います。そんな「塩漬けの土地」を生かすため、「町が土地を提供」して「民間が事業を行って利益を得る」という形の官民合同のプロジェクトが誕生することに。Uターンで戻ってきた地元出身の青年や、金融コンサルタント、東洋大学大学院、ビジネス支援をしている秋田県立図書館など、いろんな専門家の智恵も借りながらプロジェクトは進みました。
目指すのは「都市と農村の新しい結びつきを創造する」こと。その目的を実現させるためのキーワードは「志を支える利益を生むこと」、「土地の価値を高めること」、「一流のものにこだわること」でした。
いくらいいものを作っても、利益が生まれなくては継続は出来ませんよね。そして、建物に中途半端なものを入れてしまうと、一度は人が訪れてもリピーターにはなってくれないでしょう。
こだわったもの、いいサービスを取り入れて、人がまた来たくなるような、魅力的で楽しい場所にする。そんなこだわりが実を結び、「塩漬けの土地」が「2年間で117万人以上の人が訪れる」ような場所に変わっていったのですね。
「ここは官も民も関係なく、お互いが知恵を出し合える場所です」。 スタッフの笑顔が印象的でした。
進化するオガールエリア
「ここに来たら何か楽しめる」、「楽しいからまた来る」、そして「集まった人たちの間で新しいアイデアが生まれていく」。 オガールエリアは、そんなうねりのような勢いを感じる場所です。紫波町の人口は34000人弱(2014年6月現在)。 「オガールプラザ」が2012年6月にオープンしてちょうど2年で、町の人口の34倍を超える117万人がこのオガールを訪れました。
来年2015年5月には、この「オガールエリア」に紫波町の新庁舎も移ってくるとのことです。ますます目を離せない「オガールエリア」。不思議なパワーと元気を感じる場所です。皆さんも一度、訪れてみてはいかがでしょうか?
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■オガールプラザ
住所:岩手県紫波町紫波中央駅前2丁目-3-3
TEL:019-681-1316
アクセス:東北本線JR紫波中央駅から徒歩2分
ホームページ:http://www.ogal-plaza.com/
Email:info@ogal-plaza.com
地図:Yahoo!地図情報
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■オガールベース
住所:岩手県紫波郡紫波町紫波中央駅前二丁目3-12
TEL:019-681-1256
アクセス:東北本線JR紫波中央駅から徒歩2分
ホームページ:http://ogal-base.com/
メールアドレス:info@ogal-base.com
地図:Yahoo!地図情報
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