DTM・デジタルレコーディング/オーディオインターフェイス

2014年秋の最新オーディオインターフェイス(2ページ目)

DTMにおいて要となるハードウェアがオーディオインターフェイスです。この秋も各メーカーからいろいろな機材が発表されているので、気になる機材を3メーカー・4製品ピックアップしてみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

TASCAMの高性能マイクプリ搭載機、US-2x2とUS-4x4

US-2x2とUS-4x4

US-2x2(上)とUS-4x4(下)

現在も数多くのオーディオインターフェイスのラインナップを持つTASCAMですが、さらに新たなオーディオインターフェイスを3機種発表しました。2in/2outのUS-2x2、4in/4outのUS-4x4、16in/8outのUS-16x08のそれぞれです。

このうちUS-16x08は11月下旬発売とのことですが、US-2x2とUS-4x4は9月下旬に発売されたので、さっそく使ってみました。どちらもオールメタルのボディーで、非常にガッチリしているのがポイント。同じTASCAMのオーディオインターフェイスで、今よく売れているUS-366がプラスティック+アルミの構造で非常に軽いのと比較して、かなり堅牢なボディーとなっています。

機能的にはシンプルですが、特徴となるのはマイクプリアンプに高性能なアナログ回路を搭載し、高音質化を図っているという点です。明らかに「スペックよりも音質重視」で設計されたものであり、スペック上は24bit/96kHzまでしか対応していません。6in/4outまたは4in/6outで使え、デジタル端子も装備し、DSPエフェクト、DSPミキサーを搭載して24bit/192kHzにまで対応するUS-366とは明らかに向いている方向性が違うことがよくわかります。

シンセサイザのデザインなどでも知られるドイツ人デザイナーがデザイン面を担当しているというだけあり、見た目もカッコいいし、フロントが持ち上がるデザインはなかなか使いやすいのもポイント。USBクラスコンプライアントのデバイスであるためLightning-USBカメラアダプタがあれば、iPadやiPHoneで使うこともできます。

【関連記事】
TASCAMの新オーディオIF、US-2x2とUS-4x4を使ってみた
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