ミュージカル/ミュージカル・スペシャルインタビュー

ラスタ・トーマスが語る『Rock the Ballet2』(7ページ目)

バレエを皆に伝わるものにしたい!天才ダンサーのラスタ・トーマスの熱い思いが、バレエの高度な技を使い、ロックやポップス、ヒップホップを踊る新エンターテイメントを生み出しました。『Rock the Ballet2』には大貫勇輔も参加。ラスタにカンパニーを設立した理由、作品への思いや大貫勇輔について、ダンスを始めたきっかけ等を伺いました。

三浦 真紀

執筆者:三浦 真紀

ミュージカルガイド

テクノロジーにも興味がある。映像を駆使した作品も

——作品制作のアイディアソースはどんなところに?
振付では妻のエイドリアン・カンターナが手伝ってくれている。彼女とはダンススクールで9~10歳の時に知り合ったんだ。すごく長い付き合いだよ。
若い頃は、いつもやりたいことを日誌に書き留めていたよ。どんなストーリーをやりたいか?アイディアや曲、いろいろ。時折、そのノートを読み返すこともある。今はパソコンで打つけどね。20代の時は練習やスキルについて。手にしたいチャンスについて。夢見ていること。30代は現実を見て、もっと理にかなったことを書くようになった。今は…そのノートを読み返しているというわけさ。

——今回の作品は映像とダンスを見事に組み合わせている作品もありますね。最新テクノロジーにも興味がありますか?
一般的に、ほとんどのバレエは大きなバレエ装置とシャンデリアを使うでしょ?とても美しくて豪華。だけど、僕は観客を違う方法で楽しませたいなと思って。映像みたいに今時の若いテクノロジーを使ってショーを見せることで、新しい体験をしてもらい、よりショーを楽しんでほしい。

——踊る時は映像を見ながら踊っている?
いや、背景は見ていないよ。音楽だけで踊るんだ。黒い壁でアンビエンスな感じ。エレベーターの中で音楽に合わせて、踊っている感じかな。プロジェクションを使った他の作品ではもっとアクションが激しいものもあるけど、今回の映像は背景として使われている。そのうち、3Dのダンサーたちが登場するよ、きっと (笑)。

——最後に、『Rock the Ballet2』を楽しみにしている人たちに向けてメッセージを。
『Rock the Ballet2』どんなダンスショーとも違う新しいスタイルの作品。もし今までダンスもバレエも観たことがなかったら、完璧な体験になると思う。今までたくさんバレエを観てきた人でも、絶対に虜になるはず。だって、今までにないタイプの作品に仕上がっているからね。初心者の人にもバレエ好きの人も両方、満足できるよ。僕たちと一緒に楽しみましょう!

【公演情報】
Rock the Ballet2
東京公演 2014年8月28日(木)~31日(日) 東京芸術劇場プレイハウス
大阪公演 2014年9月2日(火) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

宣伝写真

『Rock the Ballet2』



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