Mimicry
ガイド:では、僕が最初に紹介するのはTartu出身のMimicry。あまりにも情報がないので困ってしまいますが、Paul Lepassonのエレクトロポップ・プロジェクトのようですが、女子(名前が不明)とのデュオで活動しています。メタルっぽさもありますが、怪奇エレクトロよりなところを評価しています。
Heat (YouTube)
Mimicry (official)
松見:
スウェーデンのThe Knifeを彷彿とさせるダークエレクトロ「Heat」、素晴らしいです。
ガイド:
怪奇テクノに認定しましょう!
Code One
松見:90年代エストニアにはユーロポップ・ムーヴメント的なものがあったようで、そこから男女デュオを2組ご紹介。 まずは1995年結成のCode One、元々ひと夏限りのユニットだったようですが、楽曲のヒットも手伝い、活動は2007年まで続きました。数名のバンドメンバーを従えていましたが、フロントマンKoit ToomeとSarahことSirli Hiiusの男女。私服のまま出ました!と言わんばかりに(特にSarah嬢)普通の衣裳で歌って踊るというパフォーマンスは逆に新鮮です。
Kuum (YouTube)
ガイド:
旧ソ連諸国は90年代は自由化の流れで、ポップミュージックの黎明期。よって、初々しさがありますね。Sarahちゃんのぎこちないダンスがかわいい。Koit君は俳優でもあるみたいですね。
Hovery Covery
松見:お次はEstin(Esta Loho)とErik hoverから成る1994年結成のHovery Covery。解散は2006年と先に挙げたCode Oneとほぼ同じ流れです。プロデューサーであるGunnar Lohoと結婚(のちに離婚)しユニットと並行してソロ活動も行なうという若干お騒がせな顔を持つEstin嬢ですが、今もソロシンガーとしてご健在のようです。
Sa ära ära jahtu (YouTube)
Kaks säravat silma (YouTube)
ガイド:
エストニアにはClick OKというお姉ちゃん4人組がいて、初期衝動的なものがあって好きなんです。これ迄の2組と近い路線ですが、流行を取り込もうという気持ちがある意味愛おしく、ある意味残念。では、次回、バルト三国を完結しましょう。
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世界のエレクトロ男女ペア連載(All Aboutテクノポップ)
1)~20)までは21)以前の記事から辿ってください。
21) ブルガリア編
Bitpop! Breezesquad (All Aboutテクノポップ)
対談相手の松見真之介さんへのインタヴュー