エストニア
ガイド:バルト三国の最初の国はエストニア。三国全てソ連に属していましたが、特にエストニアは北欧の香りがします。人口は約130万人ちょっと。エストニアには訪れたことがありますが、フィンエアで着いたフィンランドのヘルシンキから首都タリンまで飛行機で約30分。エストニアで『101 EESTI POPMUUSIKA ALBUMIT』という本を買いました。エストニア語は分かりませんが、「101のエストニアのポップミュージック・アルバム」という意味だと推測できます。その本には、最近ならエストニアのちょっとロリータなLady Gagaという趣のKerliちゃんとかも掲載されていますが、残念ながらエレクトロ男女ペアは見つからず。あと、既に解散して、未だCDも見つからないPixie Twinsという女子デュオが大のお気に入りです。
Pixie Twins - Raske loobuda (YouTube)
Imandra Lake
松見:2010年に結成されたRein FuksとEve Kompから成るシューゲイズ男女デュオImandra Lake。やはり国の位置的にも、スカンジナビア圏の音楽のエッセンスが多少なりとも含まれているような印象ですが、北欧サウンドとはまた違った趣でなかなか素敵です。余談ですが、ユニット名にもなっているイマンドラ湖は、ロシアの西の果て、フィンランドとの国境付近に存在する湖で、エストニアからも遠くない距離にあります。
Ilus Aeg (Bill Wells rmx) (YouTube)
Seesamseesam (amazon.co.jp)
ガイド:
おお、最果ての辺境ポップとして評価します。中田ヤスタカと酒井景都がやっていたCOLTEMONIKHAというユニット、これは架空の北欧の社会主義国家「COLKINIKHA(コルキニカ)」をベースにしています。僕はエストニアというのが、実際のイメージとしては近いところにあったのです。
Cloudspeak
松見:お次はKadi UiboとPaavo EensaluによるCloudspeak。チルアウト+ジャジーなアプローチはバルティック・エレクトロの特徴のひとつなのではないでしょうか。
Beyond The Fears (YouTube)
ガイド:
北欧家具を揃えたおしゃれなカフェで流れていそうな曲ですね。
Candy Empire
松見:お次はインディーロック。Opium FlirtというバンドのメンバーであるErvin Trofimovのサイドプロジェクトとして2011年に始動したCandy Empire。海洋生物学者(!)の顔も持つボーカリストのKatarina Oganian嬢ですが、ユニット名に恥じないスウィートなビジュアルと声質の持ち主です。
Lucky (YouTube)
Candy Empire (amazon.co.jp)
ガイド:
Katarinaちゃんがキュート!海洋生物学にも彼女のお陰で興味が持てそうです(なんと、単純な)。