重厚さの中にもシンプルさが貫かれている「LUSSO」

システム手帳のバインダーというと、重厚なイメージがある。

ノックスが2014年9月19日に発売した「LUSSO(ルッソ)」も第一印象としては、それなりの重厚さがある。しかし、よくよく細部を見てみると重厚さの中にもシンプルさというものが貫かれているのをとても感じる。

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デザインフィル ノックス LUSSO(ルッソ)
オーガナイザー A5サイズ 18,000円+Tax。バイブルサイズ 16,000円+Tax。ブラックとワインの各2色。


最小限の潔さ

イタリア製のショルダーレザー(牛革)一枚ものを贅沢に使って作られている。ショルダーレザーは皮の繊維密度が高く、肉厚で丈夫さがある。その厚みは2mmもあるので、これ自体は重厚だ。

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使用されているレザーは2mmの厚さ


そのカバー全体は植物タンニンなめしが施され、皮らしさのある風合いを残している。この「LUSSO」が他のシステム手帳と少々趣が違うのは、装飾を最小限にとどめている点だ。たとえば、カバーのエッジの仕上げはステッチもあえてない、いわゆる切りっぱなし。

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表紙にはベルトもないシンプルに徹したデザイン


ただ、エッジはコバを美しく仕上げている。唯一装飾らしいものと言えば、背表紙にあるバインダーを固定するためのステッチだけ。それ以外には、それこそペンホルダーもなければ、内側にはポケットもひとつもないシンプルを極めたスタイル。それなのに、モノとしての存在感というものがひしひしと伝わってくる。たぶんそれは、イタリア産ショルダーレザーという素材の力のせいなのだろう。

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美しく磨き上げられたコバ

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内側にはポケットもひとつもない。ペンホルダーすらない。

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唯一の装飾は背のステッチだけ


もうひとつ特長的なのは、バインダーの金具がクロームブラックメッキ仕上げであるところ。システム手帳のバインダーは、シルバーのものばかりなので、これはかなり個性的だ。表紙がブラックタイプだと、その精悍なスタイルがより際立つ。

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内側は裏革に「ふのり」というものを施し、毛羽立ちと色落ちをおさえ、同時に革のハリを生み出している。

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クロームブラックメッキのリングはブラックカバーの方がより際立つ


多機能を競うシステム手帳バインダーが多い中で、「LUSSO」はひと味違う路線をとっている。それは、つまり「最小限」ということ。その「最小限」をタップリと味わうには、従来のシステム手帳の使い方である色々なリフィルを詰め込むというより、何か専用用途を与えて使っていくほうが似合うような気がする。

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