「機種はどちらになさいますか?」
カラオケの受付で、必ずと言っていいほど聞かれるこの質問。よっぽどのカラオケ好きでなければとりあえずは「どちらでも……」と答えているかもしれませんが、「実際何が違うんだろう」と気になっていた方も多いのでは。それぞれに少しずつ特徴やユーザー層の違いがありますので、今回はそのあたりを簡単にご紹介いたします。
あなたはどっち派?
「じっくり真剣に歌いたい」派はDAM
1994年にサービスを開始したDAM(第一興商)は当初から音質に定評があり、より原曲に近い音源で歌いたいというカラオケファンに支持されています。演歌・歌謡曲を好む層のユーザーが多いのも特徴です。また、2000年代に流行した「club DAM 歌唱検定」や「第一興商カラオケグランプリ」等のイベント開催により、歌唱力派のカラオケファンにより多く支持されるようになりました。自分のカラオケを撮影・公開できるサービス「DAM★とも動画」でも、一人で真剣に歌い込んでいる動画が多いように感じます。
「コアな曲を楽しみたい」派はJOYSOUND
1992年にサービスを開始したJOYSOUND(エクシング)は、専用SNSやカラオケ化リクエストなど、新しいサービスへのいち早い対応が支持されています。特に2007年には、他機種に先駆けてボーカロイド曲をカラオケ化し、「ボカロと言えばJOY」というイメージを確立しました。また、最新機種「JOYSOUND f1」でUGAを統合したことにより、かつてのUGA支持層もJOYSOUNDに集まってきています。カラオケ動画公開サービス「うたスキ動画」でも、グループで盛り上がって歌っている動画が多いように感じます。
さて、二つのカラオケ機種の特徴を紹介しました。今度カラオケに行く時は、「自分はどっちの機種が好みだろう?」というところまで意識してみると、よりカラオケが好きになるかもしれませんね。
また以下のサイトでカラオケ曲の検索ができますので、あらかじめ自分の歌いたい曲がそれぞれの機種に入っているかどうか、調べておくのも良いかと思います。
http://www.clubdam.com/dam/index.html
http://joysound.com/ex/index.htm