スーパーステージルーム(提供:コート・ダジュール)

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早いもので、2013年も半分が過ぎようとしています。そこで今回は、エクシングさん・第一興商さんからそれぞれ発表された2013年の上半期のカラオケリクエストランキングを紹介しながら、カラオケ人気曲の傾向を紹介したいと思います。

2013年はこれまで、どんな曲が支持を集めてきたのでしょうか?


2013年上期カラオケランキングベスト10(JOYSOUND)

まずは、6月11日に公表されたJOYSOUNDの上期ランキングです。

01. 女々しくて/ゴールデンボンバー
02. 残酷な天使のテーゼ/高橋洋子
03. 小さな恋のうた/MONGOL800
04. 千本桜/WhiteFlame feat.初音ミク
05. ハナミズキ/一青窈
06. 栄光の架橋/ゆず
07. ヘビーローテーション/AKB48
08. キセキ/GReeeeN
09. 366日/HY
10. 3月9日/レミオロメン
(集計期間:2013年1月1日~2013年5月31日)
「2013年上半期のカラオケランキングを制したのは、昨年の年間ランキングで惜しくもAKB48「ヘビーローテーション」に首位を譲ったゴールデンボンバーの「女々しくて」。2009年にリリースされた楽曲ながら、ゴールデンボンバーのブレイクとともに幅広い世代から高い支持を獲得。今年の上半期には、2位の「残酷な天使のテーゼ」と比較しても2倍以上となる歌唱回数を記録したほか、 (中略) 昨年の9月から36週に渡って首位を独占し続けました」

2013年上期カラオケランキングベスト10(DAM)

続いて、翌6月12日に公表されたDAMの上期ランキングです。

01. 女々しくて/ゴールデンボンバー
02. 小さな恋のうた/MONGOL800
03. 残酷な天使のテーゼ/高橋洋子
04. ハナミズキ/一青窈
05. 栄光の架橋/ゆず
06. 酒のやど/香西かおり
07. ヘビーローテーション/AKB48
08. 夜明けのブルース/五木ひろし
09. 南部蝉しぐれ/福田こうへい
10. キセキ/GReeeeN
(集計期間:2013年1月1日~2013年6月11日)
「楽曲別トップ3は、1位「女々しくて」(ゴールデンボンバー)、2位「小さな恋のうた」(MONGOL800)、3位「残酷な天使のテーゼ」(高橋洋子)となりました。ゴールデンボンバーは「女々しくて」のヒットで一躍有名になり、2012年の紅白歌合戦初出場時には客席を巻き込んだパフォーマンスを披露して、話題となりました。「女々しくて」は2012年の年間カラオケリクエストランキングでは3位でしたが、年明け以降も彼らの勢いは止まらず、2013年上半期ランキングでは見事1位を獲得しました。」
(株式会社第一興商 ニュースリリースより)

JOYSOUNDとDAMとカラオケ人気曲の違いは?

JOYSOUND、DAMともに、1位はゴールデンボンバーの「女々しくて」でした。いまやCMやバラエティ番組でも活躍しているゴールデンボンバー。代表曲「女々しくて」は盛り上げ系の定番ソングとなっています。もっともこの曲、Aメロの低音域とサビの高音域との音域差が2オクターブ近くあるなど、難易度は意外と高め。とは言え、何も上手にカッコよく歌い上げなくても、少々音を外したとしてもみんなでワイワイ楽しく歌えれば、十分に場が盛り上がる一曲かと思います。

では、JOYSOUNDとDAMとのランキングの違いを比較してみましょう。

それぞれのベスト10中、7曲がどちらの機種にもランクインしています。数年前は、JOYSOUNDの場合、年間ランキングにボーカロイド曲が多数ベスト10入りするなどDAMと大きく差異があったのですが、昨年あたりからさほどでもなくなり、定番と言える曲についてはどちらの機種でもよく歌われるという結果になっています。

その中でも、JOYSOUND第4位の「千本桜」は、2012年の年間ランキングでも第3位に入っており、ボーカロイド曲の定番曲として根強い人気を誇っていることがわかります。

重複していない3曲は以下の通りです。

[JOYSOUND]
●千本桜/WhiteFlame feat.初音ミク
●366日/HY
●3月9日/レミオロメン

[DAM]
●酒のやど/香西かおり
●夜明けのブルース/五木ひろし
●南部蝉しぐれ/福田こうへい

実はJOYSOUNDの3曲は、ベスト20まで視野を広げるとDAMのほうでもすべてランクインしています。そういう意味では、これらの曲も機種に限らない定番曲と言ってよいでしょう。

逆に、DAMの3曲ですが、すべて演歌・歌謡曲というところが特徴で、こちらはJOYSOUNDのベスト20にはランクインしていません。このあたり、演歌・歌謡曲ファンは、比較的DAMを選ぶ傾向にあると言えるのかと思います。とは言え、昨年までは年間ベスト10に、これだけ演歌・歌謡曲がランクインすることはなかったのも興味深いところです。

新曲は定番曲にはなりにくい?

どちらの機種でもランクインしていた7曲の、発売(発表)年を見てみましょう。

●残酷な天使のテーゼ/高橋洋子(1995年)
●小さな恋のうた/MONGOL800(2001年)
●ハナミズキ/一青窈(2004年)
●栄光の架橋/ゆず(2004年)
●キセキ/GReeeeN (2008年)
●女々しくて/ゴールデンボンバー(2009年)
●ヘビーローテーション/AKB48(2010年)

最も新しい「ヘビーローテーション」でも3年前のリリースで、他もおおよそ5~10年前に発表された曲が並んでいます。1990年代の頃は、年間ランキングにはその年に発売された曲が数多く並んでいたものですが、ここ数年はカラオケでの定番曲は固定されつつあります。そういう意味では、音楽として聴きたい流行曲とカラオケで歌いたい曲との相関は、昔ほどはないのかもしれません。

さて、2013年下期には、新しいカラオケ定番曲が彗星のごとく現れるのでしょうか?
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