仲間同士のカラオケやコンパの二次会カラオケ、さらに職場の付き合いカラオケなど、グループカラオケでは、上手く歌うこと以上に場の空気を壊さないことが大事。そこで今回はいざという時に使えるカラオケ処世術をお届けします。

カラオケが苦手な人はモニタから遠い位置に座る

4人ぐらいのグループでカラオケに行ったとします。カラオケルームの席が下の図のように、1番から4番まであったとします。さて、あなただったらどのあたりの席に座りますか?
カラオケボックス内での座席位置(視線つき)

カラオケボックス内での座席位置

カラオケが得意であれば、座る位置に関係なく楽しめると思いますが、特に注目を浴びるのが好きなタイプは、2番や4番の席がお勧めです。逆に、カラオケが苦手で緊張しやすいタイプは、1番か3番の席を選んで座ると、幾分リラックスして歌えることと思います。 

さてさて、2番と4番、1番と3番の席の違い、お分かりでしょうか? その答えの鍵となるのは、モニタ。つまり、モニタに近い側の席か遠い側の席か、という違いなのです。

カラオケ中は、歌う人は当然モニタを見て歌いますが、聴く人もまた、モニタを見ながら歌詞を目で追ったりプロモーションビデオを眺めたりしているものです。つまり、常に全員の視線はモニタ方向に向いているのです。ということはモニタ寄りに座っている人は、(たとえその意図はないにせよ)外側に座っている人たちから常に注目されることになるのです。
カラオケボックス内での座席位置(視線つき)

カラオケボックス内での座席位置(視線つき)

後頭部に常に視線を感じながら普段どおりに歌う…、カラオケの苦手な方にはかなりのプレッシャーかと思います。なのでそうした方は、モニタ寄りの席を避けて、1番と3番のように外側に座ることをおススメします。視線を感じない分、幾分リラックスして歌えるはずですよ。
 

たとえ歌が下手でも明るい表情で楽しく魅せる

一般に、明るい表情には周りを安心させ、好感を抱かせる効果があるとされています。カラオケの場でも同様で、たとえ歌唱力に自信のない方であっても、親しみのある明るい表情で歌えば、周りは好感を持ってくれるものなのです。

心理学に「メラビアンの法則」と呼ばれる俗説があります。日常のコミュニケーションでは、話し手の会話の内容(言語情報)や話し方のトーン(聴覚情報)や話している時の表情(視覚情報)で、聞き手の受け止め方が変わるものですが、これらの重視割合は以下のようなものとされています。

●言語情報(会話の内容)7%
●聴覚情報(話し方のトーン)38%
●視覚情報(話している時の表情)55%

つまり、会話の中身以上に、話している時の表情が、聞き手に与える影響が大きいということですね。これをカラオケに当てはめると、カラオケの出来の判断割合は以下のようになると言えます。
メラビアンの法則(カラオケ版)

メラビアンの法則(カラオケ版)


●言語情報(歌詞の意味)7%
●聴覚情報(歌唱自体の出来)38%
●視覚情報(歌唱時の表情)55%

 
つまり、ただ明るい表情で歌うだけでも、聴き手から好感の持たれる歌唱とすることができるのです。カラオケにあまり自信のない方は、その分、とびっきりの明るい笑顔で歌ってみてください。カラオケの出来が少々悪かったとしても、十分にあなた自身の好感度はアップするはずですよ。

音痴の多くは『思い込み』、多少のミスは気にされない

たとえば気心の知れた友達同士でおしゃべりをしているとき、友達の少々の失言やちょっとした欠点など、さほど気になりませんよね?

カラオケでも同様で、気心の知れた友達同士で行くカラオケでは、歌い間違いや音程のズレが少々あったからと言って、いきなり「音痴」の烙印は押さないものです。むしろ友達同士だからこそ、歌を評価する「耳」が優しくなって、そこそこ歌えれば「上手だ」と思ってもらえるものなのです。唯野はこれを「友達補正」の評価と呼んでいます。

ところで、カラオケが苦手な方の中には、下手だと思われたくないという心理で、歌うことを尻込みしてしまう人もいます。「少しでもミスをしたら周りから音痴と思われちゃう」といった、ある種の「恐れ」です。実際はさほど歌が下手ではないにも関わらず、友達の評価を気にし過ぎるあまり、必要以上に自分は下手だと思い込んでしまう…、唯野はこれを「思い込み音痴」と呼んでいます。

友達同士で行くカラオケの場。少々の歌の「ミス」は気にならない「友達補正」の効く場なのに、「思い込み音痴」に陥って過剰に歌の「ミス」を恐れてしまうのは、すごくもったいないことです。

たとえば「思い込み音痴」に陥った方が渋々カラオケをしてしまうと…

●表情が強張って歌が硬くなる
●歌詞の字面を追うようなたどたどしい歌い方になる
●照れ笑いでふにゃふにゃした歌い方になる
●小さくぼそぼそした歌声になる

のような歌になってしまいます。これでは、歌っている方も当然ですが、聴いている方もあまり楽しめませんよね?

友達同士でのカラオケ空間はコミュニケーションの場。「音程を外したらどうしよう・・・」などと心配になったときは、この「友達補正」のお話を思い出してください。少々歌を失敗したところで、友達同士であれば気にもされないはずです。コミュニケーションの場でのカラオケは、「正しく」よりも「楽しく」ですよ。

意中の人の心を掴む選曲のコツ

コンパカラオケでは、歌うこと以上に意中の人とより親密になることのほうが目的となるもの。そこで、意中の相手の心のスキマにぐっと入り込むための選曲のコツをお話しします。

音楽には、過去の記憶を呼び起こす作用があります。テレビ番組などで過去のヒット曲を聴いて、曲の流行った当時を思い出して懐かしくなった経験、あなたにもありませんか? 懐かしさで感傷的になっているとき、人は無意識に心のガードが緩くなるもの。つまりカラオケの場で、意中の相手の心をぐらっと揺らすには、あなたの選曲で「懐かしさ」を呼び起こしてあげればよいのです。

まず事前に、相手の年齢を聞いておいてください。そしてカラオケでは、その相手が高校3年生だった年に流行った曲をセレクトしてみてください。すると、きっとあなたのカラオケに耳を傾けてくるはずです。

高校3年生の時期は、受験や卒業など、人生の大きな節目でもあり、青春時代の真っ只中でもあります。また、流行に最も敏感な時期でもありますから、思い出と音楽(流行歌)との結びつきも強いもの。この時期の流行歌を耳にしたならば、きっと当時の淡い思い出が沸き起こってくることでしょう。そして、そんな淡い思い出を呼び起こしてくれたあなたへの親近感もぐっと増すはずです。

では「高校3年生の頃に流行った曲をどうやってカラオケで探せば良いの?」というあなたに、その方法を紹介します。…と言っても難しいものではありません。最近の選曲リモコンには、現在の年齢と当時の年齢を入力するだけで、その頃に流行った曲を検索できる機能があるのです。
SmartDAM「あの頃この頃」機能(提供:第一興商)

SmartDAM「あの頃この頃」機能(提供:第一興商)

この機能を使えば、当時の流行曲リストを簡単に見つけられるはずです。その中で、あなたがちょうど歌えそうな曲をセレクトすればよいのです。「高校3年生」をキーワードに、あなたもカラオケでぜひ、意中の相手と親密になってみてください。
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