今回は「カラオケ上達5箇条」として、カラオケにやや自信のない方々向けの、簡単なカラオケ上達ポイントを紹介いたします。

1:「選曲」

選曲ですべてが決まると言っても過言ではありません。カラオケに自信のない方であれば、できるだけ難易度の低い曲を選ぶようにしてください。難易度を測るカギは、「音域」と「テンポ」。

たとえばMisiaさんやEXILEの曲のような音域の広すぎる曲はNG。サビなどの高音域で失敗してしまう可能性が高いです。とは言え、「そもそも、歌おうと思っている曲の音域が広いかどうかわからない…」という方も多いでしょう。その場合は、実際にCDなどを聴きながら歌手の歌に合わせて一緒に歌ってみるとわかりやすいです。フルコーラス歌ってみて、サビなどが息苦しくなく歌えれば、まずはOKです。

また、HIPHOP系の曲や最近流行りのボーカロイド曲など、テンポの速い曲もNG。カラオケの苦手な方は、リズムを一定に刻むことが苦手なことが多いものです。そういう意味では、逆にゆったりし過ぎたバラードも避けたほうが良いです。速すぎない、遅すぎない、歌いやすいPOPな曲を選んでみてください。

2:「音程」

これが「上手」「下手」を測る大きな要素。音程を正しく取ることのできない人を「音痴」と言いますものね。とは言え、実際のところ、「正しい音程を取れない」のではなく、単にその曲の「正しい音程を知らない」だけ、ということが多いものです。そこで、カラオケのコンテンツを使って正しい音程を覚える方法をお話しします。

「LIVE DAM」の精密採点DX、「JOYSOUND f1」の分析採点3など、最近のカラオケのコンテンツには、歌詞に対応した「音程バー」が画面上に表示されるものがあります。

見えるガイドメロディ

精密採点DX(提供:第一興商)

分析採点3

分析採点3(提供:エクシング)








正しい音程が視覚的にわかるので、耳だけで聴くよりもぐっと覚えやすいはずです。さらに、自分の歌っている音程に色が塗られたり線が引かれたりしますので、それらと「音程バー」とのズレを見ることで、音程の間違いを画面上でリアルタイムに気づくこともできます。

まずは、この「音程バー」に合わせて歌う練習をしてみてください。ここで正しい音程をきちんと覚えれば、ぐっと安定した音程で歌えるようになり、歌唱の土台がしっかりします。そのうえで、感情表現など、より高度なテクニックを練習していけばよいでしょう。

3:「発音」

たまに、歌手の声マネをして歌う方がいますが、これはNG。声マネをすると発音が崩れてしまい、不自然で歌詞の聴き取りづらい歌唱になってしまうのです。歌っている言葉が聴き手に伝わらないのであれば、歌詞の意味がありませんよね…。

なので、声マネではなく、自分の自然な声で五十音をはっきり歌うことを心がけてください。チェックポイントは、単語の「頭」。とくに、歌い出しの第一音がはっきりしないと、単語の響きがぼやけてしまい歌詞が伝わりにくくなります。

「『あ』いしてる」「『わ』かってほしい」。
…もしも、「あ」「わ」を聴き取れなければ、歌詞の意味が崩れてしまいますよね。

逆に、一音目の発音さえしっかりしていれば、その勢いで他の言葉もはっきり歌えるもの。だからこそ、一音目を特に大事に歌う必要があるのです。チェックポイントは、単語の「頭」。これをぜひ覚えておいてくださいね。

4:「抑揚(メリハリ)」

カラオケの歌唱時間は、1曲あたり5分程度。つまり、この5分間はあなた自身の「主役タイム」とも言える時間です。にもかかわらず、盛り上がりもなく同じ調子で平坦に歌ってしまうと、聴いている側も退屈してしまいます…。

ここはひとつ、歌い方にぐっとメリハリをつけてみましょう。たとえば、歌い出しはやや抑え目に、サビはやや声を張って、などを意識して歌うだけで、十分歌唱にメリハリがつきます。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、意外と実践できていない方が多いものです。一度振り返ってみてください。

さらに一工夫するならば、楽曲の伴奏をヒントにするのがポイントです。伴奏には、「ここで抑えて欲しい」「ここで盛り上げて欲しい」といった、編曲家の先生のメッセージが込められていると言います。言わば、歌唱表現の「道しるべ」ですね。伴奏に合った押し引きで歌うことができれば、あなたの表現力もぐっとアップするはずです。

5:「笑顔」

最後は「笑顔」です。
…笑顔と歌は関係ないと思いますか?

とんでもないっ。表情によって、歌のイメージはぐっと変わるものなのです。たとえば、強張った表情で自信なさそうにぼそぼそ歌う人と、多少音程が外れていても、笑顔で明るく元気良く歌う人と、あなたは見ていてどちらに好感を持てますか?

もちろん、見た目の効果だけではありません。笑顔で歌うことで口角が上がり、歌声の響きも明るくなります。その結果、「聴こえの良い」歌唱に仕上がるというわけです。多少音程が外れていても、明るい笑顔と明るい歌声で歌えれば、十分にカバーできるものです。

カラオケの場合、「上手」「下手」というのは、単に「歌唱の正確さ」だけで決まるものではありません。歌唱だけでなく、歌っているその人の姿、表情。それらも含めて「カラオケ」なのです。ぜひとも、周りから好感の持たれる明るい笑顔で歌ってみてください。たとえ歌が苦手でも、笑顔ある歌唱でその場が盛り上がれば、それで十分、あなたも「カラオケ上手」と言えるものですよ。
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