カラオケの進化とともにカラオケ採点機能も進化してきました。最先端のカラオケ採点機能では、歌唱技術のみならず、一生懸命さを評価する機能も備わっているのです。今回は、最先端のカラオケ採点機能のひとつ、JOYSOUNDの「分析採点3」を紹介します。

「分析採点3」の独特の工夫

カラオケボイトレ本

カラオケで高得点をたたき出すボイトレ本(リットーミュージック)

先日、数々のボーカル教則本を出版しているボイストレーナーの高田三郎先生と対談してきました。高田先生の近著「カラオケで高得点をたたき出すボイトレ本」は、カラオケの採点機能にフォーカスを当てたボイトレ本という切り口が斬新で、カラオケ評論家の私としても非常に興味を惹かれるテーマだったので、楽しく対談させていただきました。

対談の中で、実際に高田先生の著書を参考にJOYSOUND f1の「分析採点3」を使って歌ってみたところ、結果は96点台。先生の著書のサブタイトル「目指せ!アベレージ90超え!」をクリアできて、とりあえずほっとしました。

さて、この「分析採点3」ですが、「音程」「リズム」といった基本要素のほかに、「ビブラート」「しゃくり」「なめらかさ」「安定感」といった応用要素を加味した採点を行っているため、単にメロディに合わせて正確に歌えば高得点が出るといった簡単なものではありません。もっとも「分析採点3」には、歌唱力とはまた別の独特の採点基準が入っているため、たとえ歌が苦手であっても極端な低得点にはなりにくい工夫が施されているのです。それが「熱唱度」です。

ユニークな採点基準「熱唱度」

JOYSOUND の「分析採点3」のページによると、「熱唱度」について以下のように説明があります。
大学の研究所で開発した、熱唱度合いを歌唱した音声から判断するプログラムを搭載しており、一生懸命に歌うというところも採点の要素に取り入れています。
私の実感としては、音程の正誤や声量の大小よりもむしろ、歌っている時の声質の変化を読み取って判断しているように思っています。つまり、テクニックを気にすることなく、感情を込めて気持ちよく歌えばよいということでしょう。

分析採点3で熱唱度で110点が出た!

分析採点3で熱唱度で110点が出た!

私も実際に、小金沢昇司さんの「ありがとう…感謝」を感情をたっぷり込めて歌ったところ、熱唱度が「110」となりました。100点満点と思いきや、110点が出てびっくり。よほどの大熱唱だったのでしょうか。たとえ総合得点がさほど高くなくても、何かしら一つの採点指標で飛び抜けた点数を取れると嬉しいものです。

……とは言え、やはり熱唱度の目的や仕組みが少し気になるところです。そこで、「分析採点3」の開発元であるエクシングさんに尋ねてみました。

「熱唱度」についてエクシングさんに尋ねてみました

エクシングさんの広報担当、渡邊剛史さんにお答えいただきました。

Q. 「熱唱度」を取り入れた背景を教えてください。
A. 単純に音符どおりに歌うという採点以外の要素を取り入れたかったというのがあります。

Q. 「総合得点」の熱唱度と、「総合得点の遷移」の熱唱度とで点数が違うのはなぜでしょう?
A. 「総合得点」の熱唱度の点数は、他の項目にあわせて100点満点として表示しています。一方「総合得点の推移」の熱唱度のほうは、100点満点ではない母数から計算した点数を表示しているので、必ずしも「総合得点」と同じ結果にはなりません。100点を超える場合もあります。

Q. 熱唱するコツ(熱唱度を上げるコツ)を教えてください。
A. その名のとおり、熱唱すれば上がります。音圧や感情が高まった際の声のゆらぎ等を検知していますので、 曲に思いを込めながら歌うことがコツです。

一生懸命さを評価する採点機能

「感情が高まった際の声のゆらぎ」を感知する仕組みなど、かなりのハイテクノロジーが搭載されているようです。ある意味、採点機能における最先端の技術と言えるかもしれません。

初期のカラオケ採点機能は、単に歌った音階の正しさのみを評価対象としていました。しかしながら、カラオケが進化するにつれて、ビブラートであったり抑揚であったり、リズムであったり安定感であったりといった、歌唱技術に対する採点基準が加味されてきました。そして、この分析採点3では、熱唱度という、歌唱の一生懸命さを評価する指標まで導入されました。

私の持論ですが、一般のカラオケファンはプロ歌手ではありませんので、決して上手く歌わなければならないということはありません。たとえさほど上手くなくても、楽しい思いをしながら歌えれば十分だと思います。そういう意味でも、採点結果を「熱唱度」で測ることのできる分析採点3は画期的な採点機能と言えるでしょう。つまり、熱唱すれば高得点を狙えるのです。読者のあなたも、分析採点3で熱唱してみてはいかがでしょう?

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