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これがピン芸人の生きる道

“ピン芸人として再出発した3組”をテーマにした「絶対笑者」というNHKの番組を見て、改めてピン芸人について考えてみたくなりました。すると、少し調べただけで意外な事実に直面してしまい……。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

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ピン芸人の意外な事実

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8月10日深夜にNHKでオンエアされた「絶対笑者」を見ました。この日のテーマは“ピン芸人として再出発した3組”で、バカリズム、陣内智則、島田秀平の3名が出演し、ネタとトークを繰り広げておりました。

3人の中では島田秀平だけ毛色が違うなと思ってみていると、番組内でもMCの伊集院光から「本当は劇団ひとりを呼ぶ予定だった」といじられてました(笑)。実際のところは、三者三様の面白さが堪能できました。

「劇団ひとりもそうだったな」と番組で再認識した流れで、他に誰か再出発したピン芸人がいたっけと調べてみると、ある重大な事実に気が付きました。現在、テレビ等で人気のピン芸人の大部分が、この再出発組だったんです!!

人気どころはほとんど再出発組

ざっと思い出してみても、有吉弘行、土田晃之、びびる大木、カンニング竹山、ケンドーコバヤシ、小藪千豊、宮川大輔。比較的新しいところではスギちゃん、キンタロー。などなど。みんなコンビからの再出発組です(竹山さんだけは事情が違いますが)。

根っからのピンといえば、やはり落語家さんでしょう。あとはモノマネのタレントだったりと、ずっとピンでやっている人って、見せる技術や強烈な個性をみんな持ってるようです。またベテランではイッセー尾形や吹越満や劇団出身者も、演技者としてのバックボーンがあるからこそ、役者と芸人の境界線を自由に行き来しています。

技術といえは、漫才という芸も見た目以上に技術が必要ですね。人前で無難に演じられるレベルに持っていくまでには、2人の間で猛稽古が必要になってきます。そこをクリアできると、自分なりの自信を持てるのかもしれません。ピンでオリジナルな芸をやるって、すごいことですが、基準がない分だけ、試行錯誤することも多いと思います。
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