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これがピン芸人の生きる道(2ページ目)

“ピン芸人として再出発した3組”をテーマにした「絶対笑者」というNHKの番組を見て、改めてピン芸人について考えてみたくなりました。すると、少し調べただけで意外な事実に直面してしまい……。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

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芸人も恋人も別れはつらい!!

「絶対笑者」の中では、コンビ解消の事情についても各々に詳しく訊いていました。3人ともシチュエーションは違っていましたが、共通するのはまるで恋愛中のカップルが分かれる時と同じような切なさが、それぞれにあるんですね。

なかでも、島田秀平が「号泣」というコンビを解散する際、最後の漫才をやった後でいつものように相方がダメ出しを始めて、一瞬の後に「もう必要ないんだ」と悟った彼が、何とも言えない表情をしたという話にはウルっときました。

ただ、そういった悲しみを乗り越えた先に今の活躍があるのだと思うと、解散も決してマイナスだけではない筈です。このほろ苦さを胸に秘めていることも、コンビ別れをした芸人の魅力になっているのかもしれません。

「R-1」の怖ろしいジンクス

ピン芸人の頂点を決める「R-1ぐらんぷり」は今年で12回を迎え、そうそうたる歴代優勝者を輩出しています。ところが、その中で今もテレビでよく見る芸人たちは元コンビだったり、コンビを続けてながら単独出演した芸人だったりで、ピン一筋の芸人は優勝しても、長く活躍できていないという哀しいジンクスがあるんです。

具体例を挙げると失礼なので、どうか各自で調べていただきたいのですが。今年度優勝の山本まさみには、ぜひとも悪しき流れをぶった切って、ブレイクしてほしいものです。

いろいろ書いてきましたが、コンビで活動した経験は、のちのちピンになった時にも生かされというのは、どうやら事実のようです。そう考えると、オリジナルなピン芸を確立させるためにも、前もって何らかの基礎技術を磨いておく必要があるのかもしれません。
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