2014年7月12日に公開となった映画『リアリティのダンス』は、アレハンドロ・ホドロフスキー監督の23年ぶりとなる新作です。

ホドロフスキー監督はもともと寡作な作家であるうえに、『DUNE』や『Abelcain(アベルカイン)』といった作品が“お蔵入り”になってしまった過去を持つ、なんとも不遇な監督でもあります。

今回は、一歩間違えば『DUNE』のようにお蔵入りになっていたかもしれない、完成までにいろいろと問題があった映画ベスト(ワースト)10を選んでみました。

10位 Dr.パルナサスの鏡

撮影途中に、主演のヒース・レジャーが亡くなってしまいました。どうしたかというと、彼と親交のあったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が別世界にトリップしたときの主人公を演じることにしたのです。“鏡の世界”を旅するという設定を生かし、上手く脚本を変更した例ですね。
 

9位 アタック・オブ・ザ・キラー・トマト

序盤にヘリコプターが唐突に墜落するシーンがあるのですが、これがじつは本物の墜落事故でした。幸いにして死亡者は出ませんでしたが、映画の宣伝には「撮影中にパイロットが死亡」というウソをキャッチコピーに使いやがりました。

映画の内容は“巨大なモンスタートマトにつけられたキャスターが見えている”、“トマトが人を襲うシーンはパラパラマンガ”、“シーンが切り替わるごとに夜になったり昼になったりする”など低クオリティにもほどがあるZ級作品なので、よく劇場公開したなとも思います。

 

8位 スパイダーマン

撮影初期に機材が倒れ、スタッフが事故死しています。その後にアメリカ同時多発テロ事件が起きたため、貿易センタービルでのアクションシーンがまるまるボ ツになってしまいました。しかもスパイダーマンの衣装が4着も盗まれてしまうというハプニングも。大作だからこその困難と言えそうです。


次項からは7位~4位を発表。あの歴史に名を残す大作、黒歴史と言える邦画も……?