Tonsの超小型LED器具
写真2. 国際展示場で開かれた2014 LED NEXT STAGEでの様子
今春、東京で開催されたLED NEXT STAGEの展示会場で比較的小型の器具を揃えたメーカがありました。(写真2)
aeco light(AECOテクノロジーズ株式会社)が扱うTons製品です。aeco lightは世界中の高品質な照明器具を通して、美しい照明デザインと空間作創りをコンセプトに活動している企業で、今回はその中でもTonsブランドに力を入れて出展していました。
Tonsはダウンライト、スポットライトを主体にウォールライトや屋外用照明器具など豊富なラインナップのLED器具を開発していますが、住空間でも効果の発揮が望める器種が幾つもあります。なかでも「超小型」と言える器具に目を引いたので、ここに紹介します。
一つは開口部がΦ40のダウンライト器具です。
写真3. 写真右上のミニダウンライト(DA-011R)を使用した会議室
例えばソファーに座って大型TVやプロジェクターによる鑑賞に、映像効果を損なうことなく手元や床面を広く明るくすることができるのです。器具はLED3.9Wを使用しており、これはダイクロハロゲン電球(高色温度で紫外線をカットしたタイプ)の40W相当の直下照度が得られます。
同じ開口径でLED3.9Wを使用したDisplay Case Lights(棚下照明用)もあります。
超小型にもかかわらず、ある程度の照射角度が調整可能なことも使い勝手を高めています。(写真4)
写真5. 写真左下の楕円形壁埋め込み器具(DA-E04) の使用した例
ウォールライトシリーズには屋外用のスポットライトがあります。器具寸法は幅が44mm、奥行き60mm、高さ79mmで、極端な言い方をすればジャケットのポケットに入ってしまうほど、かなりコンパクトな器具なので、軒下や外壁に取り付けても器具はほとんど目立ちません。(写真6)
なお、上記のLED器具はいずれも50,000時間のランプ寿命があります。また6000K(CW)、4000K(NW)、3000K(WW)の光色があり、用途に応じて選ぶことができます。床埋め込み器具に関しては、別に赤、青、緑、アンバーの光色があります。
超小型器具で明るさの取れないものは今までもありました。しかし、ダイクロハロゲン電球20~40W相当の明るさでこれほど小さいのは珍しいと思います。これらの器具は省エネルギーに貢献するだけではなく、省スペースにも寄与するのです。
商品についての詳細は下記のHPをご覧ください。
aeco light(AECOテクノロジーズ株式会社)
写真3.5.6提供:AECOテクノロジーズ株式会社
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