ワイン/ワインの種類

ワインの生産国ごとの特徴(2ページ目)

ブドウができる国であれば、どこでもワインを造っています。だから、本当にたくさんのワインが造られているのです。あまりにも多くて、覚えきれませんよね。まずは大雑把に国別の特徴を抑えてみると、すべてを覚えていなくてもおよその検討がつくのではないでしょうか。もちろん例外はありますが、概要をお伝えします。

名越 康子

執筆者:名越 康子

ワインガイド

ニュー・ワールドの国々

戸外で飲む泡もの、いいですね

戸外で飲む泡もの、いいですね

■アメリカ
カリフォルニア、続いてワシントンのワインが有名ですね。日常的なワインから、極少量しか生産しない稀少品間で様々です。およそ、力強くボリューム感のあるワインが多いですが、最近エレガント・モードへ移行してきています。ジンファンデル(赤)がこの国ならではの品種です。


■チリ
今や日本市場でもお馴染みで、コストパフォーマンスのよいワインが多いことでも知られています。フルーティーでアプローチしやすい白や赤が多いですが、赤の熟成可能性も叫ばれています。カルムネール(赤)がこの国ならでは。

■アルゼンチン
アンデス山脈の麓、とても標高が高い位置にブドウ畑があるので、暑そうなイメージとは裏腹に冷涼な気候下でブドウが育ちます。もともとフランスから来たマルベック(赤)と、この国ならではのトロンテス(白)が特徴的です。

■カナダ
カナダは冷涼な気候なので甘口のアイスワインが最も有名です。でも最近では、シャルドネやピノ・ノワールといったブルゴーニュ品種も注目です。

■オーストラリア
大国オーストラリアでは産地によって随分特徴が異なり、栽培されるブドウ品種も数多いので一概には言えませんが、最も有名なのは、南オーストラリアのシラーズ、濃くて力強い赤です。最近、エレガントなスタイルのワインが増えてきています。

ワインは食事の友!

ワインは食事の友!

■ニュージーランド
日本人の造り手さんも数名います。最も有名なのは南島のマールボロ産ソーヴィニヨン・ブラン、続いてセントラル・オタゴのピノ・ノワールです。果実豊かでボリューム感のあるワインが多いですね。

■日本
昨今話題になることが多い、我が国日本のワインは、とても品質が上がっています! そして甲州(白)とマスカット・ベーリーA(赤)という固有品種があるのも特徴です。全体的に繊細でしっとりしたワインに仕上がります。

■南アフリカ
ヨーロッパからの投資が多い国で、栽培されているブドウ品種も様々ですが、この国には固有品種ピノタージュ(赤)もあります。新世界と旧世界のちょうど中間的な側面をもったワインに仕上がります。


  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます