大四日市まつりは夏の市民イベントです

大四日市まつりは夏の市民イベントです。なお、四日市祭(よっかいちまつり)は三重県四日市市で開催される、旧四日市地区の氏神諏訪神社の例祭です。

オープニングは音楽隊や鼓笛隊の演奏にのせて、バトンやマーチングバンドの演技で華やかに始まります。「大四日市まつり音頭」では、おどりフェスタやこども諏訪太鼓、市民盆踊りに獅子舞の披露もあります。

しかし、なんと言っても一番見応えがあるのは、郷土の文化財と伝統芸能です。ユニークな「からくり山車」が一斉に入場をする三滝通りには大勢の市民が集まります。

一番人気は大入道(おにゅうどう)です

大四日市祭り

日本一のからくり人形 大入道

「大入道」と書いて「おにゅうどう」と読みます。正式名称は「大入道魔性活動人形」です。

身の丈4.5m、伸び縮みする首の長さ2.7m、高さ1.8mの山車に立ち、全高は9mに及ぶわが国最大のからくり人形です。文化二年(1805)に名古屋のからくり人形師によって制作されたといわれますが詳細は不明です。

銅鑼(どら)と太鼓のリズムに合わせて首を長く伸ばします。その昔、タヌキが出没してたびたび人を驚かせたので、これを鎮めるために「大入道(おにゅうどう)」を制作したと言われています。
大四日市祭り

長く首が伸びるので近くにいる子どもたちは怖がって泣いてしまうこともあります。

この写真は三滝通りという広い場所で撮影しましたが、もう少し狭い通りでの演技を私は子ども時代に体験しました。間近に大入道が迫っているように感じられる場所でした。

首が長く伸び、赤く目を剥いて舌を出した大きな顔が目の前に現れる。自分よりもはるかに巨大な顔が目の前にあるというのは、非常に怖い体験でした。同世代の友だちに聞いてみても、怖くて泣いた記憶がある人がいます。

もちろん、今でも子供たちにとっては大きくて怖い存在です。人を驚かせるタヌキを成敗するために作られた大入道ですから、怖くなければ意味がありません。
大入道

大入道の移動には電線が邪魔になります。引っかからないようにどけながら、慎重に移動します。

大入道を維持管理している保存会の皆さんは、大四日市祭りが近づくと日曜日の早朝や夜の涼しい時間帯に手入れを始めます。目玉の色を塗り直し、着物やカラクリの装置を修繕します。

また、昔は簡単に手に入った部品が今では手に入らないものもあります。それは「セミクジラ」のひげです。首の動きに欠かせないものなのですが、捕鯨が禁止されている現状では、クジラのひげに代わるものを探さなければいけなくなるでしょう。これはなかなか困難な課題ですね。

次は岩戸山の山車が登場します。