郵政博物館のオープン!
スカイツリータウン・ソラマチ9階にある郵政博物館は2014年3月1日に、かつての逓信総合博物館が移転してできました。オープン当初は、ふるさと切手新潟版・花嫁(1999年)の原画を描いた蕗谷虹児の特別展が併催され、好評を博しました。開館時間は午前10時から午後5時半まで(不定休)で、5時まで入館することができます。入場料は300円で、高校生以下は半額です。見ごたえのある常設展に加えて、期間限定の特別展も入場料に含まれています。直近の特別展などの情報はコチラからご確認ください。
テーマパークとしての郵政博物館
みなさんは小学生や中学生の頃に、学校の遠足などで社会科見学に行ったことはありませんか?郵政博物館はまさにそんな感覚で、大人から子どもまで楽しめる「切手や郵便についてのテーマパーク」でもあります。郵便配達のミニゲーム、絵はがきなどを作る体験型のワークショップ、臨時郵便局や切手ショップでのショッピング、特設ポストに手紙を出す楽しみなどがあります。ぜひ気になるものにチャレンジしてみてください!
つい先日も、オールアバウトの散歩ガイドの増田剛己さん・うなぎガイドの山室賢司さんと一緒に郵政博物館を訪れてきました。ぜひその時の郵政博物館からスカイツリー周辺にいたるお散歩の記録も併せてご覧いただければと思います。
美術館としての郵政博物館
郵政博物館の最大の目玉は、人によって様々な感じ方があるかもしれませんが、私自身は世界中の何万種という切手が美しく飾られたディスプレイやショウケースの展示ではないかと思っています。これだけの多種の切手が間近に見られる博物館は国内唯一であり、世界的に見ても数少ない貴重な存在といえるでしょう。以前、学芸員の方にうかがったことがあるのですが、郵政博物館は歴史や科学技術の博物館であると同時に、美術館としての機能もあることにも注目してほしいそうです。
実際に郵便切手や郵便局のポスターなどは、その時代の一流の芸術家たちが表現活動を行う大切なメディアであり、時代の空気感のようなものを感じ取ることもできるかもしれません。ぜひ時間をとって、国別・年代順に整理された切手や郵便にまつわるアートを1枚1枚楽しんでいただきたいと思います。
公式ガイドブックも刊行!
開館から1年を記念して、通信文化協会監修の『郵政博物館公式ガイドブック』も刊行されました。これだけ充実していて1,000円(税抜)は安いです。読んでから行くべきか、行ってから読むべきか迷うところですが、展示物の理解がより深まるということもあると思いますので、個人的には事前に一読されることをオススメします!次回の記事では、この郵政博物館と連携して行われる「夏の切手イベント」を取り上げたいと思います。ぜひご覧ください!