民間の立場で無電柱化を応援、消費者向けのキャンペーンも実施
自由民主党の無電柱化推進の趣旨に賛同したメンバーが民間の立場から応援しようと、2014年7月10日に「無電柱化民間プロジェクト」実行委員会が設立されました。実行委員長には画家の絹谷幸二さん、幹事長には東京大学大学院教授の松原隆一郎さんが就任。このほか無電柱化の推進に賛同して各界から集まった27人が委員として名を連ねています。各委員からは具体的な事例ないくつか紹介されました。
- 前文化庁長官の近藤誠一さんは、世界遺産の登録には電柱がネックになること
- デザイナーのコシノヒロコさんは、大好きなだんじり祭ではだんじりが電柱にぶつかるなど危険が多いこと
- アテネ五輪の自転車競技銀メダリストの長塚智弘さんは、海外の仲間が日本は電柱が多くて走りづらいと驚いたこと
- JPモルガン証券のイェスパー・コールさんは、日本は美しいのに、ドイツ人が大好きな裏道に入ると電柱・電線で空が見えなく残念なこと
来賓の小池百合子議員
また、委員でプロジェクトの広報活動を担うニワンゴ社長の杉本誠司さんから、公式ホームページとFacebookページをオープンさせ、無電柱化の啓発活動などを実施することが報告されました。早速、「電柱が消えたら景色がいいで賞」キャンペーンを開始することが紹介されました。
無電柱化の推進には、手間もお金もかかりますが、日常生活の快適性、安全性、災害時のリスク回避などの観点から重要な問題です。巨大地震への対応が求められる日本ですから、無電柱化は待ったなしで進めてほしいものです。
○国土交通省「無電柱化の推進」に関するサイト
http://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/chicyuka/
○自由民主党ITS推進・道路調査会無電柱化小委員会 中間とりまとめ
https://www.jimin.jp/news/policy/125250.html
○無電柱化民間プロジェクトの公式ホームページ
http://mudenchuka.jp/