モーッアルトゆかりの静寂の湖畔、椅子のある風景(2ページ目)

モーッアルトゆかりの街：ザンクト・ギルゲン

ついでにこの湖畔の反対側奥にあるモーッアルトゆかりの街：ザンクト・ギルゲンについて。

ザンクト・ウォルフガングから遊覧船で30分程揺られると、ザンクト・ギルゲンの船着き場に到着する。　
ヴォルフガング湖のほとりの小さなこの街は、モーッアルトの母アンナ・マリアの生誕地。姉ナンネルが結婚生活を送ったと言われる場所。生家には毎年多くの観光客が訪れにぎわう街である。
この日もかなりの湖畔や街中では観光客を見かけた。

船着き場近くにあるクリーム色の建物は、現在は簡易裁判所となっているが、この一室がモーッアルト記念室として公開（６-９月のみ）されている。
建物は、母のアンナ・マリアが1720年に生まれて、その後、姉のナンネルが結婚後17年間生活した場所。壁に2人の肖像が彫られた記念のレリーフがある。
モーッアルトの母、姉が暮らした湖畔の街。
モーッアルト自身がこの地を訪れることはなかったと聞くが、彼のDNAが育まれた環境であることは間違いない。
当時やその後の多くのアーティストに好まれた街でもある。

静かな湖畔の街に夏のシーズンがやってきた。


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■今回の関連リンク

→石川 尚のスケッチコラム
【椅子のある風景】
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