つなぎ温泉のおすすめ旅館
つなぎ温泉を代表する宿と言えば、温泉街中心部にある「四季亭」です。東北はもちろん、日本を代表する高級旅館の一軒として知られ、その人気も評判も極めて高い宿。繋石や温泉神社に隣接してある宿の立地も、代表格の宿と呼ぶに相応しいものです。「四季亭」の温泉は、多くの高級旅館がそうであるように循環併用です。高級旅館では、清潔感や湯温を常に非常に高いレベルで一定に保つ事が求められる事から、循環の宿が多いのが実情。大規模な温泉地で大規模な宿が多い場合、大半の宿が循環という温泉地もありますが、つなぎ温泉の場合、12軒の宿の中で循環なのは四季亭の他、愛真館と清温荘の三軒のみですから、源泉掛け流しを重視する温泉好きにも、自信を持ってお勧め出来る温泉地です。
源泉掛け流しの温泉にこだわる、温泉好きに人気の宿は「ひいなの丘 湖山荘」です。複数の自家源泉を掛け流しで利用しており、つなぎ温泉の中では明確に硫黄臭を感じる温泉で、湯の色もほんのりうぐいす色に見える温泉らしい温泉です。客室はタイプの異なる高級な離れ3棟から選択します。
大規模な宿でも源泉掛け流しの宿が多いのが、つなぎ温泉の特筆される点。その意味で湖畔に面した巨大な宿で、ほぼ同じ大きさで最大規模を誇る、「湯守ホテル大観」と「ホテル紫苑」は、つなぎ温泉らしさを実感出来る宿として特にお勧め出来ます。
湯守ホテル大観は、Yahoo地図でも繋温泉で検索するとホテル大観が表示される程、代表的な宿。以前から自家源泉の泉質が良好な宿でしたが、新源泉を掘削し一段と湯量豊富になっています。館内各所に、和風旅館らしい様々な飾り付けが施され、殿様気分で滞在出来る宿です。
ホテル紫苑(しおん)は、新しい入浴施設「南部曲り家の湯」が秀逸。地元の伝統建築曲り家をモチーフにした浴場は、近代的でありながら伝統も感じ、他には無いと断言出来る創意工夫に満ちています。ポスターに掲載されていた赤松の湯の写真が素晴らしくて行ったものの、当日男湯は逆サイドの大岩の湯でしたが、それでも種々の点で感動し、感銘を受けました。
つなぎ温泉の日帰り入浴施設
つなぎ温泉の日帰り入浴施設といえば、盛岡市立つなぎ老人憩いの家です。名前の通り市営の温泉で、地元の人でなくても、老人でなくても利用出来る貴重な施設。ただし、小さな内湯があるだけの素朴な施設なので、お湯の様子を確かめたい温泉マニアには良いですが、一般の観光客の方には、宿での日帰り入浴がお勧めです。お勧め旅館でお勧めした四軒中、「四季亭」以外の三軒で日帰り入浴が可能です。
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