ゲームのレンタル

PSVitaの図

オンラインに繋がれば、旅行先でも、据え置きのゲームをPSVitaで遊べちゃったりするわけです。

PS Nowでは、ゲームは手元に残りません。パッケージはもとより、ダウンロードすらしないんですからね。オンラインでゲームを利用するだけです。そうすると、ゲームに対するお金の払い方が大きく変わります。

今、SCEが提案しているやり方の1つはレンタル方式です。実際には、レンタルというより、利用料、と言った方が適切かもしれません。なんのゲームを、どのくらいの期間遊ぶ権利を買うか、で値段が決まるわけです。

オープンベータでは、2.99ドルから、19.99ドルでほぼすべてのゲームが遊べる、とされています。300円から2,000円ぐらい、というイメージでしょうか。数時間だけ試すのか、1週間で急いでクリアするか、1か月間ゆっくり遊ぶのか、そういったことで値段が変わってきます。

実はこれ、ゲームの中古市場が担っていた役割を、メーカーがやろうとしている、という見方ができます。

遊ぶ期間で払うお金が変わるゲームユーザー

ゲーム販売店の図

中古市場が、時間によって変化するゲームの価値と価格のバランスをとっていました

例えば、あるゲームを発売日に買って、数時間遊んだがどうも自分には合わないという時、すぐにお店に中古で買い取ってもらう、という選択をするユーザーがいます。発売日直後は中古の買い取り価格が高いですから、ユーザーは事実上、その差額だけを使ったことになります。

あるいは、発売日に買って、そのまま一気にクリアし、1週間後に売る、なんていうユーザーもいます。発売直後よりはやや買い取り価格が下がっているかもしれませんが、それでも少ないお金で遊べるでしょう。

逆に、発売日からしばらくまって、中古販売価格が下がってきたころに買う、というユーザーもいるでしょう。もっと言えば、安くなってから購入し、さらに遊んだあと中古に売る、というユーザーもいますよね。

ゲームの中古市場というのは、ユーザーがゲームをどのくらいの期間楽しみたいのか、どのタイミングで楽しみたいのか、という需要と、それに支払ってもいい金額がいくらであるか、この関係を調節する役割を持っています。

ゲーム店が中古市場でユーザーに提供しているサービスというのは、概ねここにあります。遊ぶ期間やタイミングで変化するゲームの価値とユーザーが支払う金額を一致させる、そういうことです。

そしてクラウドゲームによるゲームのレンタル方式というのは、このサービスに非常に似ているわけです。