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プレミアムワゴンの現行ボルボV70が2ケタ万円から!

一斉を風靡した“ボルボのワゴン”の代表格、V70。ラゲージの使いやすさはもちろん、センスの良いスカンジナビアデザインや充実の安全装備など魅力たっぷりですが、今ではワゴン人気が下火に。それゆえ、中古車市場ではとてもおいしくなっています。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

2012年式でも新車時の半額以下から探せる!

気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はボルボV70(現行)を取り上げたいと思います。
ボルボV70undefinedフロント

全長4825mm×全幅1890mm×全高1545mmは現行メルセデス・ベンツEクラスワゴンよりも85mm短く、35mm幅広で30mm高いというサイズ。デビュー時は2.5Lの直列5気筒+ターボと3.2Lの直列6気筒、3Lの直列6気筒+ターボの3種類のエンジンを用意。ミッションはすべて6ATです

日本でのボルボといえば、約20年前の850エステートあたりから爆発的な人気を得て、“ワゴンといえばボルボ”という方程式が世の人々の頭に刷り込まれ、現在に至ります。

その熱狂ぶりというか、いかにボルボが日本に受け入れられたかということを示す一端として、850エステートが1994年のグッドデザイン大賞を受賞したことが挙げられます。

それ以前に車で大賞を受賞したのは1984年のホンダシビックと1988年の日産シルビアだけですから、これはなかなかの勲章です。

そんな偉大な850エステートの、孫にあたるのが今回ご紹介するV70です。日本にデビューしたのは2007年11月。しかしお祖父さんの頃とは違い、世の人気はすでにミニバンや軽自動車、ハイブリッドカーへと移っていました。
ボルボV70undefinedリア

ラゲージ容量は通常時で529L。さらにフロア下に46Lのアンダーボックスも備わります(スペアタイヤがある場合28L)。またラゲージにはさまざまなフックを使える工夫があり、荷物を効率的に収納することができます

そのおかげで中古車がおいしくなっているわけですから、人気の移ろいやすさは、私のような中古車フリークにとっては歓迎すべき事なのですが。

さて、原稿執筆時点での最安値は79.5万円の2.5T LE。2009年式/9.5万km/修復歴なしです。新車時価格は499万円ですから実に約85%オフ。かつてのボルボブームを知る人からするとビックリではないでしょうか。

走行距離4.4万kmの2.5T LE(2008年式/修復歴なし)でも119.9万円ですから、約75%オフです。衝突安全回避ブレーキシステムの「シティ・セーフティ」を搭載した2012年式/5万km/修復歴なしのDRiVeですら、204.8万円。新車時価格は449万円ですから、十分半額以下です。

ワゴンブームが過ぎ去ってしまったのは重々承知していますが、荷物をきちんと積めて、5名がラクラク旅行へ出かけられるボルボワゴンの魅力を知る人なら、今がいかにおいしい状況か、おわかりいただけることでしょう。

ましてや、お祖父さんの850エステートと比べたら、V70は随分現代的で、かつ魅力的な青年です。その魅惑を、次ページで見ていきましょう。
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