これってパパ見知り?!

泣く赤ちゃん

パパと目が合うだけで大泣き

赤ちゃんが誕生し、育児に張り切っているパパも少なくないことと思います。そんなパパがショックを受けるのが、ある日突然始まる「パパ見知り」。

誕生後から沐浴を担当したり、限られた時間で出来る限り赤ちゃんと触れ合ってきたというパパの場合でも、ある時期から突然、パパが抱っこしたりお風呂に入れようとしたりすると、火が付いたように号泣するようになってしまった、というケースがよくあります。

パパとしては、育児への意欲が我が子によって否定されたような気持ちを感じてしまったり、ママとしては、日常のお世話をパパに分担してもらえない状況だと、育児の負担感が増幅してしまったりするでしょう。ママの職場復帰を控えているような場合には、これから夫婦で育児家事を分担して乗り切っていけるのだろうか?という不安にかられてしまうこともあるかもしれません。今回はそんなパパ見知りとの向き合い方を紹介します。


パパ見知りのタイプも色々

風呂で泣く赤ちゃん

パパとのお風呂は大泣き

パパ見知りのタイプも様々です。とにかくどんなお世話でもママじゃなければダメになってしまったというケース。抱っこやお風呂、寝かしつけなど、特定の項目だけ、どうしてもパパだと絶叫して拒否してしまうというケース。また、ママが一緒の時にパパがお世話をするのは大丈夫なのに、ママがいないと全くダメなので、パパに赤ちゃんを数時間でも預けることが厳しいという子。逆に、普段パパだとダメなのに、パパに完全に預けてしまいママが用事で出かけたりすると、意外と大丈夫だったというケースもよく聞きます。

パパ見知りの期間についても、0歳代の限られたときだけで落ち着く場合もあれば、1歳代まで続く場合もあります。


パパがダメなのではなく……

初めてママになる妊娠中の女性、ママとなった産後の女性の多くが、「ママとパパではスタート地点が全く違う」ということを感じるようです。受精卵が子宮に着床する時点で、妊娠4週(妊娠2ヵ月)。それから出産予定日で数えても8ヵ月超の期間に、赤ちゃんはママの体の中で劇的な成長を遂げます。そして、この世に誕生して一番最初にふれ合うのもママ。

どんなに育児に一生懸命なパパでも、ママと赤ちゃんの密接度にはかなわないでしょう。自分にとって一番近い存在であるママと、それ以外の人を、成長につれてはっきり認識し出すことが、色々なタイプのパパ見知りとして現れてくるのかもしれません。

でもそれは、「パパじゃダメ」ということとイコールではありません。「ママの方がいい」という気持ちが勝っているということです。ここが、正にパパが赤ちゃんとの信頼関係を構築していく大きなスタート地点にもなるのです。

私自身も5人の子どもたちの赤ちゃんの時期に、子どもによって個人差はあれパパじゃだめという期間を毎回経験し、ストレスを感じたことがありました。講師として受け持っているベビーマッサージや親子遊びのクラス、また子育て仲間とのお話の中で、パパ見知りの現状や体験談もたくさん聞いてきましたが、残念ながらこれといった即効性のある対処法はないと思われます。

しかし、「パパ見知りかな?」と思われる状況への捉え方次第で、パパの落ち込みもママの精神的負担も、少し和らぐかもしれません。

>>パパ見知りへの「特効薬」よりも、長いスパンでとらえてみましょう