約10年間にわたって実施された「ゆとり教育」が廃止されたことは、ご存知だと思います。それと司法書士試験などの法律系資格試験が関係あるのかということですが、私は法律系資格試験の学習を考えるにあたって、そこから学ぶことはあると考えています。

「知識の詰め込み」

知識の詰め込み

知識の詰め込み

ゆとり教育といっても、その内容は多岐にわたりますが、この記事で取り上げるのは「知識の詰め込み」の是非です。それまでの知識詰め込み型の「詰め込み教育」では、創造力が養われないなどの問題があるということで、ゆとり教育では、「知識の詰め込みは行うべきではない」とされました。それが正しいのかということを考えていきたいと思います。

なお、この記事は、約10年間にわたって学校教育において実施されたゆとり教育が正しいか誤っているかに言及するものではありません。あくまで法律系資格試験の学習における、「知識の詰め込み」の是非を考えるものです。

「知識の詰め込み」は必要

結論から申し上げると、私は、「知識の詰め込み」は必要であると考えています。

私の専門分野である司法書士試験においても、「知識の詰め込みはよくない」「理解することが重要だ」という声が大きくなり、近年は、「単純な記憶」を嫌う受験生の方が多くなってきました。非常に読みやすくわかりやすいテキストが市販されてきたことも、1つの要因となっていると思われます。

「理解することが重要だ」と考えること自体には何の問題もありませんし(単純な記憶だけで合格することはできません)、わかりやすいテキストが市販されることもよいことです。しかし、「単純な記憶」から逃げるべきではありません。