タブレットPC/タブレット・電子書籍端末の選び方

重量クラス別! タブレットの使い方比較(4ページ目)

見逃されがちなタブレットの「重量」に着目して、重量ごとで、どのような製品が存在し、どのような使い勝手になるのかをご紹介していきます。最後では、選び方指南もあります。

傍島 康雄

執筆者:傍島 康雄

タブレットPCガイド

ヘビーウエイトクラス(600g以上)

ヘビーウエイトクラスは、600g以上のタブレットで、1Kgをゆうに超える製品も多くあります。こうなると、1リットルの紙パック飲料と同じ重さです。画面サイズは、11から12インチで、ノートPCと遜色ない大型画面を搭載しています。

このクラスのタブレットは、ノートPCの代替として使われることが多いので、Windows 8.1を搭載するWindowsタブレットが多くを占めています。

タブレットは、手持ちの周辺機器やアプリが使えないなどの制約を受けることがありますが、Windowsタブレットであれば、こうした制約を受けることもなく、手持ちの資産を有効活用できるのは、他にないメリットです。

以下は、このクラスの代表製品です。
  • SONY VAIO Tap11
  • ASUS TransBook T100TA
画面サイズ分だけ端末も大きいので、片手で操作することはできず、端末を机の上に置いて、操作する使い方になります。操作は、タッチだけではなく、専用ペンが使える端末やドッキングステーションを兼ねたキーボードが使える端末もあります。このように、好みや使い方に合わせて、さまざまな入力デバイスを使い分けできるのも特徴です。

このクラスのタブレットは、ノートPCの良い部分とタブレットの良い部分の両方を持ち合わせています。良いところ取りをしている分、ノートPCと比較すると重くなっていますが、持ち運びに苦労するほどでもないので、最初に買うパソコンとして選ぶこともできます。

自分に合った選択はどれ?

ライトウエイトクラスは、携帯電話の代替にもなるタブレットです。ウルトラブックのような軽量ノートPCを常に持ち歩いており、タブレットは必要ないと考える方にとっては良い選択です。

ミドルウエイトクラスは、世に多くあるタブレットです。これで、すべてをまかなうのは無理があるので、ノートPCとタブレットの使い分けができるイメージが持てる方向けです。

ヘビーウエイトクラスは、タブレットの操作感を持ったノートPCと考えると分かりやすくなります。ノートPCも欲しいがタブレットも欲しいと考えている方や仕事で使えるタブレットが欲しいと考える方向けです。

こうしてみていくと、重さごとで使い方が変わります。軽いのが良いのか、重くても構わないのか、自分の利用イメージを照らし合わせて、ベストな選択をしてください。
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