アオザイのオーダーメイド専門店「Usagi(うさぎ)」
ドンコイ通り界隈にある
雑貨天国と呼ばれているホーチミンに、アオザイなどキュートな服飾雑貨を求めてやってくる方も多いかと思います。しかし、実際ショップをまわってみると、「日本でも通用するお洒落なデザインがない」、「サイズが合わない」、「ここにワンポイント刺繍が欲しい」などと、いまひとつ物足りないと感じている人もいるようです。そこでおすすめなのがオーダーメイドです。生地選びから自分で決めることができるので、思い描いていた理想の洋服を作ってもらうことができます。
周辺はショップが並ぶ
そこで紹介したいのが、アオザイのオーダーメイドができる服飾専門店「Usagi(うさぎ)」。お店は市内中心のドンコイ通り界隈にあります。雑貨ショップやスパマッサージ、レストランなどが建ち並ぶ観光エリアで、多くの外国人観光客が行き交っています。雑貨ショップをはしごする上でも欠かせないエリアです。
なぜ人気? 隠れた名店、その理由
狭い店内だがアットホームな雰囲気
ホーチミンには、このドンコイエリアをはじめ、多くのオーダーメイド店が点在しています。にも関わらず、なぜこちらがガイドのおすすめなのかというと、「来店客のほとんどが日本人」だからです。サービスや品質にうるさい日本人にとって、ベトナムで良質なショップを見つけるのはなかなか困難。「スタッフが日本語を理解してくれない」、「コーディネーターの対応が失礼」、「生地やデザインを勝手に決められた」などと問題は尽きません。しかし、こちらのお店は来客の9割以上が日本人であり、また、そのほとんどが現地の在住者のリピーターとなっています。つまり、
・スタッフは日本語が流暢
・日本人の求めるサービスに対応してくれる
・値段が安い
などが日本人リピーター率の高い理由となります。せっかく海外で服を新調するのですから、失敗はしたくはありませんね。アオザイのオーダーメイドが初めての方でも、スタッフが丁寧に教えてくれるのも、このお店の特徴です。
失敗しない店選びは実は難しい
「親切なサービス」がお店のうりの一つでもあります。他の専門店では高価なシルク生地をすすめるのに対し、こちらでは「シルク100%は洗濯ができないから、シルク混をおすすめしている」というオーナー。ただ売るだけではなく、実用性もしっかりと考えてくれる気遣いが感じられます。また、オーダーメイドでありがちなのが、帰国までに完成しないこと。こちらでは基本翌日仕上げをモットーにしていて、また、万が一トラブルが発生して間に合わなかった場合は、国際便で日本の住所に送り届けてくれます。
日本のファッション誌も置いているので、こちらでデザインを決めても
外国人経営のお店でありがちな問題が、日本語が通じないということです。アオザイをはじめとして、オーダーメイドは生地からカラー、寸法、デザインまですべてスタッフと二人三脚で考えていきます。ですので、完成度は外国人スタッフの日本語理解度によって左右されると言えます。こちらのスタッフは日本語がとても上手なので、細かな指示も、きちんと理解してくれます。これも日本人客をメインターゲットにしているUsagiだからこそなせる業と言えるでしょう。