住宅設計・間取り/実例にみる間取りプラン

中庭のある家を建てる

家を建てる際、「敷地が狭くまわりに建物があるので採光や通風がとれない」また「今は敷地の周囲に建物がなくても、今後建つかもしれない」など、光と風は周囲環境に影響を受けやすいものです。そんな時、採光や通風はもちろん、視覚も気にせずにとり入れることができるのが中庭です。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

周囲環境の影響を受けない中庭

一般的な家づくりは南側に大きな開口部をつくり、できるだけ敷地の北側に寄せて建てようとします。ただ敷地の形状はさまざまあるので、当然それぞれの敷地を読みとり間取りを計画します。

そういったなかであまり周囲環境の影響を受けずに採光や通風はもちろん、家族のプライベート空間をとり入れることができるのが中庭、又はライトコートではないでしょうか。
※ライトコートとは主に室内に光を取り入れることを目的としたスペース。

中庭・ライトコートと建物プランの関係

敷地が狭い、将来南側に建物が建って日当りが悪くなることが予想される。そんな時に中庭を考えたりライトコートを取り入れるとよいのです。

主なプランは次の4つです。
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実例を通して中庭を考える

「郊外にある広い敷地。しかし将来南側に建物が建つことが予想される」ということで、施主の希望は大きな中庭から日が差し込む平屋建ての家でした。

拡大します・。

1階平面図


・敷地面積 : 91.1坪(301.26平米)
・延床面積 : 40.8坪(135.06平米)
・構造   : 木造平屋
・家族構成 : 夫婦+子ども1人


次のページでは中庭の考え方を紹介します。

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