メガネ vs. めがね
ガイド:2009年に『めがねメガネ』というスプリット・アルバムをフォーチュンめがねと発表されていますが、これはどのような経緯で出すことになったのでしょうか? どちらが元祖メガネ・ユニットか揉めたことがきっかけとか……(笑)。
めがねメガネ (amazon.co.jp)
サミーちゃん:
フォーチュンめがねは現在は活動していませんが、佐久間音哉さんが作っていたテクノポップユニットで、サミーは2002年、2003年メンバーでもありました。「どっちが先なの!?」と揉めることはありませんでしたね。フォーチュンめがねを知った時に、ひらがなで「めがね」なのがとても新鮮だったことを覚えています。この人達とは絶対に仲良くなれそうだと確信しました!フォーチュンメガネはツインボーカル、シンセベース、ギター+打ち込みというバンド形態でしたね。とてもかわいいパーティ☆テクノポップバンドです。そんな経緯もありめがねメガネを制作しました。めがねとメガネがブレンドされた素敵なテクノポップアルバムになっています。とても気に入っています☆
3人組時代
ガイド:2009年以降は、おのじゃわ君に代わり、ヒット君とアサP君が加わり、3人体制となっていますね。しょうもない事、訊きますが、「ちゃん」はサミーちゃんだけで、他のメンバーは「君」。やはり、自他ともにサミーちゃんはサミーちゃんでサミー君ではない。この「サミーちゃん」キャラクターはいつどのように培われたのですか?
サミーちゃん:
ヒット君、アサP君加入前に、Mu☆Mu君にサポートで入ってもらっていました。次につながる部分でとても重要なポストを担っていましたね。Mu☆Mu君の曲で「me*ga*ne」という曲があって思えばメガネつながりですね。「サミーちゃん」は高校生のときに名乗り始めて、以来サミーちゃんですね。見ての通り、日本のメガネ君なのですが…みんな不思議と呼んでくれました。しまいには「サミーちゃんってサミーちゃんぽいよね」まで言われるようになりました。最近、サミーちゃんさんとか、サミーさんちゃんとか、ふざけて呼ぶ子達がいるのですが、サミーちゃんでヨロピコリ☆
ガイド:
その体制で、2010年の『メガネダッシュ!』は作られたということですね。『めがねメガネ』に引き続き、ジャケは友沢ミミヨさん。彼女のイラストは、ジム・オルークの作品にも使われて、そのぷよぷよ感が好きなのですが、同時に彼女が福間未紗さんとやっていたRISUというグループも大好きです。友沢ミミヨさんとはどのようなきっかけでイラスト製作をしてもらうことになったのですか?
メガネダッシュ!(amazon.co.jp)
サミーちゃん:
ミミヨさんのぷよぷよした感じいいですね!ミミヨさんはマユタン(たんきゅん、Applehead)に紹介してもらいました。ミミヨさんの漫画が大好きでいつかお願いしたいなと思っていたんです。夢がかないましたね。
ガイド:
アルバム・タイトルからも情熱のようなものが伝わります。オープニングの「スペイス スパイス ラブ」から突っ走り、「プレシャス☆ワン」では今までに目立たなかったロック魂で加速しますね。やはり、人数が増えた分、その辺りのパワーが出たのでしょうか?
サミーちゃん:
3人の装置メガネにはバンド感ありましたね!メンバーで曲を持ち寄ったりアレンジしたり。メガネダッシュ!はそのテンションが現れていると思います。装置メガネの代表曲「メガネジェネレーション」は、このアルバムに入っていますが、Mu☆Mu君のアレンジです。