テクノポップ/アーティストインタヴュー

装置メガネの『パピプペポ』

2人組、3人組、そしてサミーちゃんの1人ユニットとして変遷を遂げてきた「装置メガネ」が、眼鏡コラボもしていた「フォーチュンめがね」の佐久間音哉さんによるプロデュースの元、新境地に向かって『パピプペポ』をリリース! サミーちゃんに装置メガネのこれまでの歩みから新作について伺いました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

2人組時代

ガイド:
サミーちゃん、お久しぶりです。サミーちゃんには2005年にAll Aboutでショート・インタヴューをさせて頂きましたが、それ以来です。いや、あれから8年以上、時の経つのは早いです!

DRUNK SODA~ピッコリ合奏会 (All Aboutテクノポップ)

今回、新譜『パピプペポ』発売記念のインタヴューとなりますが、せっかくのロング・インタヴューなので、装置メガネの歩みについても訊かせてください。先ずは、装置メガネを始めたきっかけは? 最初は、おのじゃわ君(小野澤基文)との二人ユニットだったんですよね。

サミーちゃん:
sammychan

サミーちゃん

きっかけですが、おのじゃわ君とは同じ職場で音楽の話も合い意気投合しました。共通して好きなバンドはCutemen、電気グルーヴでしたね。 ある休憩中に一緒にカウントダウンTVごっこをやった時があったんですが、「カウントダウンTVをご覧のみなさま○○です」みたいな前振りトークをやろうしたのです。でも、ユニット名がないと成り立たないということに気づいたのです。ユニット名どうしようかと考えた時、部署名が装置技術課という名前で、2人ともメガネだったので「装置メガネ」というユニット名を思いつきました。もちろん、その時点では一曲もできていません!!

 

メガネ大好き

ガイド:
2人組時代は、『メガネジェネレーション』(2003年)、『ミラクルメガネ』(2005年)、『青春メガネ』(2006年)、『メガネなアイツ』(2007年)をリリース。「メガネジェネレーション」は、『TECHNO4POP VOL.4』(2006年)にも別ヴァージョンが収録されましたね。装置メガネという名前もそうですが、メガネにこだわりを持つ理由は? 僕もメガネ好きです(笑)。

メガネジェネレーション [LIVE] (YouTube)

サミーちゃん:
メガネは好きです!中学生の時からリアルメガネです。 その当時はアラレちゃんみたいなメガネをかけていましたね!今流行の縦幅広めのタイプですね。「メガネ」は何だかテクノっぽいなあと思っているところがあって(理系、文系というくくりではなくて)、とても好きです。これからもメガネをかけてテクノしていきます!ヨロピコリ☆

ガイド:
メガネの形も流行のサイクルがありますね。 『青春メガネ』に収録の「キテキテ☆キッス」は、クリップも製作されています。これはNHK総合での「熱唱オンエアバトル」でもオンエアされた曲。甘くて切ない青春の純情を感じます。やはりこのあたりは、80年代テクノ歌謡の影響とか?

キテキテ☆キッス (YouTube)

サミーちゃん:
テクノ歌謡は大好きです!特に好きなのはアポジー&ペリジーですね。戸川純さんは大好きです。テクノ歌謡のちょっとした色物感と切なさ、そして電子音の組み合わせがたまりませんよね。キッスといえば、「真空キッス」(アポジー&ペリジー)、「空想Kiss」(CCB)、「KISS KISS KISS」(Shi-Shonen)を思い出しました!

 

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