装置メガネの『パピプペポ』(3ページ目)

サミーちゃん＝装置メガネ時代

ガイド：
では、装置メガネの最新作『パピプペポ』についてお訊きします。このアルバムは、装置メガネ＝サミーちゃんという事でいいのですかね？ 一人でやるにあたって、新しい境地を開こうと思われた部分は？

パピプペポ試聴 (YouTube)
パピプペポ (amazon.co.jp)
パピプペポ (iTunes)
サミーちゃん：
装置メガネ＝サミーちゃんでOKです。「一人だからこそいろいろ自由にテクノポップをやろう！やれる！」というスタンスがありますね。今までの「元気いっぱいみんなでワッショイ！」な感じも大好きなのですが、時には「おしゃれにオトナっぽい」のもどうかしらという感じです。テクノポップフォーマットは、守っていますが。

ちなみに、ジャケットはSoft Cellの「Non-Stop Ecstatic Dancing」へのオマージュです。

Non-Stop Ecstatic Dancing (amazon.co.jp)

佐久間音哉さんプロデュース

ガイド：
プロデューサーは、佐久間音哉さん。まだ日が経たないのですが、佐久間正英さんが亡くなられた時に息子として悲しいお知らせをされていたのをfacebookでのシェアを見て、お名前は拝見しておりました。ご家族として、とても大変な時期だったと思いますが、音哉さんとはどのような経緯で今回のプロデュースとなったのでしょうか？

サミーちゃん：
音哉さんとは事あるごとに会っていて、オトナの装置メガネを考えていたときにタイミングが合い相談したところ、やりましょう！ということになりました。 彼は、日頃からトゥーマッチなアレンジや音色に関して懐疑的で、もっとシンプルで耳触りが良く、みんなが長く聴けるものを作りたいと思っていたところでした。記念すべき最初にできた曲が「パッツン☆キメテ」です。

パ・ピ・プ・ペ・ポ

ガイド：
それぞれの曲は、順番に「パ・ピ・プ・ペ・ポ」で始まります。これは、アルバム・タイトルが先、それとも偶然にこの5文字があったのですか？ 前者かなと推測していますが…

サミーちゃん：
前者、後者どちらもという感じですね「ぱ行」は語感的にテクノポップぽいなあと前々から(勝手に)考えていて、「今回ぴったりくるかも！」と思い決めました。最初は「パ行のヒミツ」というアルバムタイトルを考えていたのですがシンプルに「パピプペポ」になりました。思えば「ぱ行」から始まるテクノポップ、ニューウェーブバンドたくさんいますもんね！

 [パ]ッツン☆キメテ

ガイド：
オープニングの「パッツン☆キメテ」。髪型を変える女の子の勝負魂を歌うセンチメンタル・テクノポップ！ かしゆかもパッツンですが、サミーちゃんもパッツンですよね(笑)。(自分または女子の)髪型に対するこだわりなどあれば、教えてください。

パッツン☆キメテＰＶ (YouTube)

サミーちゃん：
これは男の子が主人公で歌詞を書いたのですが、女の子でも大丈夫です！どちらも髪型を変えたときにはドキドキですもんね。サミーちゃん＝パッツンメガネなのでパッツンキープは心がけています。いい感じのパッツンは、髪をきってから2週間くらいしかもたなくてパッツンのラインがくずれてくるとやきもきしますね。かしゆかちゃんもパッツンラインについては同じ想いのはずです☆

PVはパッツンきめたらテンションあがってしまい、原宿から電車に乗って鎌倉まで行ってしまうという小さな旅の物語に仕上がっています。途中から一緒に旅をするサミーちゃんをネコ化した人形「サミネコちゃん」にも注目ですよ！制作は羊毛ドール作家のリエタンバリンさん。そして、振り付けは大！天才テレビ君でおなじみの朝日太一さん(ジーニアス)です。