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60周年を迎えたZ-LIGHT

Z(ゼット)ライトの名前を聞いたことのある方は多いと思います。アーム式器具で、灯部(ヘッド)の操作によって簡単に明るさや光の広がりなどを変えることができるため、勉強やその他の視作業に最適です。このZライトが年々進化しながら今年で60年目を迎えました。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

60周年を迎えたZ-LIGHT

山田照明undefinedZ-LIGHT

写真1. 山田照明 Z-LIGHTの新しいロゴ

「Z(ゼット)ライト」 この照明器具の名前を聞いたことのある方は多いと思います。

私がまだ学生だった頃、50年ほど前のことになります。それは都心から少し離れただけで田畑の景色が普通に見えた時代でした。たしか通学電車の車窓から、畑の結構目立つ位置に、山田照明のZライトの看板が見えました。それが今でも脳裏にあります。

ショールームの様子

写真2. Z-LIGHTのロングセラー商品

デスクスタンドといえばZライトと言われるほど、Zライトは抜群の知名度を持っていたのです。そのZライトが今年で60周年を迎えたそうです。

この光の下で勉強してきた人も多いと思います。日本で開発された照明器具でこれほどのロングセラー商品はほかに聞いたことがありません。それほど長い間多くの人に親しみ愛されてきた商品なのです。

ゼットライトは1954年、工場の手元作業用ライトとして「山田式Z型作業スタンド」して発売されました。アーム式の自由自在の動きを持つこの商品は、セード(灯部)の操作で明るさや光の広がり、照射方向がある程度自由に制御できるため、一躍注目されました。

Z-6500

写真3. 有機EL光源の「Z-6500」

その後1971年に「Z-LIGHT」の名称に改めています。

初期のZライト(以下Z-LIGHT)は光源として白熱電球を使用していましたが、2007年にLED光源を採用した「Z-50」が、また2012年には有機EL光源を取り入れた「Z-6500」が発売され、時代に適合したバリエーション展開により今なお進化し続けています。


 
アーム式器具はスプリングの品質が命です。1950、60年代はまだ日本のスプリング技術は先進国に比べ遅れていたと思います。スプリングが悪いと、長い間使用しているうちに灯体部が垂れ下がったままになったりすることがあります。

しかし山田照明のZ-LIGHTはそのようなことがなかったのでしょう。スプリングだけではなくジョイントなどにもZ-LIGHTは高い設計思想に基づいて選びぬかれた素材が使用されています。

また独自の技術と一般的な学習スタンドの2倍以上の部品点数を使うなど、徹底した品質管理が、この商品が長きにわたる高い評価と信頼を獲得してきた基になっているに違いありません。

Z-LIGHTは明るさや光の質にもこだわりがあります。それは長時間の使用にも目が疲れにくい「人にやさしい明るさ」を実現しています。

従来光源はもちろん、LED光源の器具でも多粒型LED特有の多重影(マルチシャドウ)を和らげています。加えて点滅時のまぶしさを低減させる機能を搭載するなど、常に目へのやさしさを優先させています。

次のページでは「初期モデルの特性を継承するZ-108」「Z-LIGHTのベストセラーモデル」についてご紹介します。

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