旧市街観光の拠点! 優美なバロック様式の交差点
「太陽の劇場」とも呼ばれるバロックの交差点
パレルモがスペイン王国に支配されていた17世紀初頭、都市再整備計画によって誕生した交差点で、メインストリートのコルソ・ヴィットリオエマヌエーレ通りとマクエダ通りを直角に結びます。1609年に設計され、10年以上の歳月をかけて完成。4つの角には、それぞれ優美なバロック様式の装飾が施されています。
下段は四季を表す彫刻と噴水、中段は歴代スペイン王フェリペ2世、フェリペ3世、フェリペ4世、神聖ローマ皇帝カルロ5世の彫像が置かれています。上段は、当時の4人のパレルモの守護聖人、アガタ、クリスティーナ、ニンファ、オリヴァ。
クアットロ・カンティから、まっすぐ伸びるコルソ・ヴィットリオエマヌエーレ通りの先には、北に海、南に王宮へと続くヌォーヴォ門が見えます。街を劇場のようにドラマチックに彩るバロック様式の四つ角。パレルモ旧市街歴史散策の拠点にふさわしい雰囲気をたたえています。