今回は、Wi-Fiモデルのタブレット向けの通信環境は、どのような選択肢があり、どのような使い方に向いており、どれくらいの費用がかかるのか検証していきます。
タブレット向けには3種類の選択肢
Wi-Fiモデルのタブレットとの組み合わせで使える通信環境は、以下の選択肢があります。それぞれ、どのような特徴があるのか順に見ていきます。- モバイルWi-Fiルーター
- スマホを使ったテザリング
- 公衆無線LANサービス
リストアップした選択肢では、どれくらいの費用が必要になるかも見ていきます。
■モバイルWi-Fiルーター
モバイルWi-Fiルーターは、データ通信の主力商品なので、すでにお使いの方も多いかもしれません。
携帯電話やWiMAXなどの回線でネットに接続するので、いつでも・どこでも使えるのが特徴です。最近は、大容量バッテリーを搭載して、10時間以上使えるものがあり、朝、自宅を出る時に電源を入れて、夜、自宅に戻ったら、充電するといった使い方ができ、使うたびに電源をオン・オフする必要もありません。モバイルWi-Fiルーターの存在を忘れてしまうほどの使い勝手です。
モバイルWi-Fiルーター
■スマホを使ったテザリング
スマホがあれば、これをモバイルルーターのように使う「テザリング」が考えられます。
モバイルWi-Fiルーターよりもはるかに安い固定費で使えるのがメリットです。しかし、データ通信の総量が7GBを超えると通信速度に制限がかかります。これは、スマホとテザリングの両方でネットにアクセスした分の合計になるので、気がつけば、通信制限の対象となっていたということがあり、運用には注意が必要です。
■公衆無線LANサービス
先の二つとは異なりますが、無線LANサービスを使う方法も考えられます。
これは、先の二つと比べると「ぐんと安く使える」のが特徴です。
携帯電話網と比較すると、サービスエリアは狭くなりますが、カフェと併設でサービスを展開しているケースが多く、コーヒーと共に腰を据えて作業をする場合などは、うまく活用できます。これは、無線LANを使うので、速度制限がないのも特徴です。
次のページでは、選択のポイントをご紹介します。