排気量の常識を覆すダウンサイジングターボ

ゴルフヴァリアント

ゴルフ譲りの高剛性感のある作りと走りが魅力で、全体のクオリティはクラスを超えている

ゴルフヴァリアントは、1.2TSIと1.4TSIを設定。1.2TSIの105ps/175Nmは、170ps/250Nmのレヴォーグの1.6Lに大きく水をあけられているが、1.2TSIでも街中中心であればパワー不足はほとんど感じさせず、高速巡航も苦手ではない。「排気量=パワー、車格」という信仰はもう昔のものと実感させられる。

しかも、燃費も21.0km/Lと、レヴォーグの1.6Lを4km/L近く上回るのが自慢だが、こちらはハイオク指定だからガソリン高止まりのいまだとなおさら気になる点ではある。

ゴルフヴァリアントの強みは、ボディ剛性感の高さや直進安定性で、通常時で605L、最大時で1620Lまで拡大する荷室の広さも十分。レヴォーグは522Lで、最大時は公表されていないようですが、VDA方式の荷室容量ではヴァリアントの方が上。

安全装備では、レヴォーグが車線中央維持/車線逸脱抑制などを含む最新の「アイサイト3」を擁し、ゴルフヴァリアントもプリクラッシュセーフティや、自動ブレーキにより10km/h以下まで減速させて、対向車線へのはみ出しによって起こる多重事故の危険を低減させるシステムである「マルチコリジョンブレーキシステム」やレーンキープも用意。

システムや機能は両車異なるが、安全装備に関しては甲乙付けがたく、どちらも最先端を走っている。

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