ターボ車の仕上がりは上々

インプレッサ・フロント
新型インプレッサのボディサイズは4415×1740×1475mm。価格は145万9500円~252万円。写真は2リッターNAの20S
永田:
ボディ形状の大幅変更(セダン&スポーツワゴンから5ドアハッチバック1本に整理)に始まり、いろいろな部分がガラリと変わった新型インプレッサに試乗しました。

国沢:
今回のフルモデルチェンジに関しては賛否両論いろいろな意見が飛び交っているみたいだけど、まずはハード面から印象をお伝えしていきましょう。

永田:
1台目の試乗車は最上級グレードとなる「S-GT」のAT車です。

国沢:
このグレードに搭載される2リッターターボエンジンはレガシィの2.0GTと比べてカタログスペック上で10馬力ほど低いけど、サイズの小さいインプレッサの方が100kgくらい軽量。やはり強力な動力性能が確保されているね。

永田:
今日の試乗コースはアップダウンの大きいワインディングロードです。上り坂でも平坦な道路と同じような感じで加速していきます。「S-GT」のエンジンと旧型のSTIバージョンではないWRXのターボエンジンを比べると、数値上では同じ250馬力ですけれど、等長等爆エキゾーストの採用の影響なのか高回転まですごくスムースに吹け上がってくれます。

国沢:
「レガシィのターボ車は5速ATなのにインプレッサは4速AT」っていうところを問題としている人も多いのではなかろうか。でもターボエンジンのパワーバンドが広いこともあってワインディグロードでは特に不満ない。高速クルージングをするようなケースだと「あと1速あれば、より静粛性を高めながら燃費も上げられるのに」って感じるかもしれないけど。

インプレッサ・リア
日本に導入されるインプレッサは5ドアハッチバックのみ。以前紹介した4ドアセダンは北米専用モデルとなる
永田:
ハンドリングはいかがでしょうか?

国沢:
新型インプレッサでは限界域での性能と同じくらい普段使うスピードレンジでのフィーリングに配慮したらしい。

永田:
なるほど普通のペースで走っても良さは十分味わうことが出来ます。クルマがドライバーの操作通りに動いてくれるところや、ステアリングインフォメーションの正確さなどから誰もが運転を楽しめると思います。

国沢:
もしかすると「柔らかい」と感じる人もいるかもしれないけれど、サスペンションがしっかり動いているからそう感じるだけ。テストコースで攻めてみたら限界域のコントロール性もよかった。今までのインプレッサやレガシィと同様アンダーステアやオーバーステアの出方も緩やかだから、腕に自信のあるドライバーなら挙動のコントロールを自由自在に楽しめる。

永田:
ただ大きなギャップだと「ドシン!」と車体に揺れが伝わってきます。今日のクルマはオプションの17インチタイヤだったからかもしれません。

国沢:
先代のインプレッサよりハッキリと上質な乗り味になったと思う。

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