ホタルを観賞するコツ
ゲンジボタルの小さな光
その背景には、都市化に伴う里山の減少や水質汚染など様々な原因があります。一方で各施設や自治体、NPO団体などによる蛍の保護活動や人工飼育も行われています。
ところで、日本に生息するホタルは光を発するもの発しないものを含めて、40~50種類以上いるそうですが、一般的には、川に生息するゲンジボタルと水田などの湿地に生息するヘイケボタル、陸生のヒメボタルなどが知られています。種類によっても光り方も違いますが、ゲンジボタルは一番光が強く明るいそうです。イベントによっては虫かごに入ったホタルを観察できるところもあるので、じっくり見てみるのも面白いかもしれません。
成虫になったゲンジホタルの寿命はわずか1週間から2週間程度です。発光するのは、ホタル同士がコミュニケーションをとる目的があり、他のホタルの光が見える暗さがないと活発に飛び回らないそうです。
そのため、会場の多くはとても暗くされています。写真撮影は控え、スマホや携帯電話のモニターの光も、ホタルの活動に影響するので点灯を控えましょう。
明るい場所から暗い場所に入ると周りが見えにくく感じますが、人間の目は暗さに慣れる機能(暗順応)があるので、しばらく暗さの中にいると、だんだん周りが見えるようになります。
また、ホタルを鑑賞する時間帯としては、19時半から21時くらいが良いようです。今回は数あるイベントの中からオススメの4か所を選んでみました。
次のページでは、横浜と東京のホタル観賞スポットをご紹介します。