劇場での服装・観劇のマナー
劇場での服装・観劇のマナーとは
二階席、三階席は前のめりNGです
ココを押さえれば超安心! 観劇マナー7つのポイント
1 服装の基本は「光らない」「音が出ない」 「盛らない」「劇場ってどんな服装で行けばいいの?」とガイドも良く聞かれるのですが、基本的には清潔であれば何でもOK。チケット代が10000円を超えるミュージカルでも新国立劇場のシェイクスピア劇でも難しいドレスコードはありません。デニムでもレギンスでも全くのNO問題。ただ、光ったりシャカシャカ音のする素材を使った洋服は避けましょう。また、最近高く盛ったお団子ヘアで劇場に来る女子を見かけますが、後列の観客の視界の妨げになるようであればこれもNG。帽子も必ず取って客席に座ります。
2 座席は事前にネットでチェック
殆どの劇場はHP等で座席表を公開しています。チケットに書かれた座席位置を予めチェックして通路から遠い座席の場合は早めに席に着いておくとスマート。大きな荷物は足元やひざ上に置くのではなく、劇場内のクロークやロッカーに預けておくのがベターです。小さな劇場でもスタッフに事情を話せば、貴重品以外の大荷物は大抵受付で預かって貰えますよ。
3 携帯、スマホの電源はOFFに
これは基本中の基本。バイブレーションにしていても、静かなシーンのブルブル音は顰蹙モノです。上演前、客席に座った時点で再度のチェックを。
4 ビニール、包み紙のシャカシャカ音は周囲の人の大きなストレス
観劇中に喉が乾いたら大変!とコンビニでペットボトル飲料を購入して膝上にスタンバイ……コレ、結構やっている方が多いのですが、コンビニ袋のシャカシャカ音、実はかなり響くんです。キャンディーの包み紙をペリペリ剥がす音も静かな劇場内では思いの外目立ちます。ドリンク&キャンディーは開演前に。そして袋はバッグの奥に。
5 上演中のお喋りはNG!ダメよダメダメ
大好きな俳優さんやテレビで観たあの人が目の前の舞台に! テンションが上がるのは分かりますが、ここは劇場……自宅のリビングではありません。本人は小さな声で喋っているつもりでも、皆が集中して舞台を観ている中での異音はとっても目立ちます。上演中のお喋りは当然ご法度。と言っても、ガチガチに緊張する必要はないので、面白ければ元気に笑い、心打たれれば涙を流し、舞台上の物語に身を任せましょう。
6 背もたれは蹴らない&浅く座らない
客席に座り……何だか落ち着かない。そんな時つい足を組んでしまいがちですが、その際に前の座席の背もたれを蹴っていませんか?蹴る側からしたら悪気のない小さなアクシデントですが、蹴られた側にしてみればいきなり背中に大きな衝撃……気を付けましょう。また、二階席、三階席の傾斜の大きい座席に座った際、前のめりになって舞台を観ると後ろの人が見えなくなるという事態も。椅子には深く腰掛け、背中を背もたれにつけた状態で座るのがベストです。
7 咳や鼻水のケアは出来るだけ事前に
咳も鼻水も生理現象。本人の意志で抑えられない所もありますが、先日ネットを賑わせた一件の様に、繊細な場面では舞台上の緊張感をも脅かしてしまう可能性があります。予兆があったら事前に咳止めや鼻炎の薬を飲んでおいたり、開演前に音が出ない状態で素早く口に含めるようのど飴やトローチをスタンバイしておき、危ないと思ったらすぐに対応する事が大切。口を押えるタオルやハンカチのご用意も忘れずに。更にインフルエンザやウイルス性の風邪等、周囲の人にうつす可能性がある病気の時は観劇をあきらめる決断も必要です。
細かいルールは事前に確認
小劇場は開演時間を過ぎると指定席に座れない事も
また周囲に困ったちゃんモードの観客がいた時は幕間(休憩時間)に劇場スタッフに相談するのも手の1つ。度を越えた私語やビニールのカシャカシャ音などはスタッフに対応して貰うと自分で注意するより速やかに収まる場合も多いです。
沢山の人達が「舞台を観る」という共通の目的を持って集まる劇場。思いっきりその世界に浸るためにも観劇マナー7つのポイント、是非覚えておいて下さいね。
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