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歌舞伎観劇で眠くなったときのちょいワザ7選

歌舞伎を観ていると、ついウトウト。でも、歌舞伎の場合、必ずしも退屈だから眠くなるというわけでもないのです。あまりの心地よさでウトウト。ちょっとストーリーがわからなくなって、コックリコックリ。心地よさに身を任せるのもいいけれど、何とかなるなら何とかしたい。そんなあなたに、ちょい技をお教えします。

宗像 陽子

執筆者:宗像 陽子

歌舞伎ガイド

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お弁当も楽しみの一つではあるが……

楽しみにしていた歌舞伎観劇。それなのに、ああ、お昼を食べたあとはすっかりと眠気が襲ってきて……。ウトウト漕ぎ出す白船や~。

そんなことはありませんか。

「高いチケットを買って楽しみにしていたのに、やっぱり自分は歌舞伎のような高尚な趣味は合わないのだろうか」

そんなことを思う必要はありません!

また、「歌舞伎を観に行ったけれど、寝てしまったのよー」というお友達の話を聞いても「やっぱり歌舞伎ってつまらないのかしら?」

そんなことを思う必要はさらにありません!

通常の演劇でしたら観ている途中で眠くなるというのは、相当つまらない、冗漫な演目だろうと思います。けれども歌舞伎はちょっと違うように思います。

セリフは七五調で、音楽のような程よいリズム。加えて文語体でちょっとわかりづらくもある。BGMは、常盤津のゆったりとした語り口やら、大人数の三味線、太鼓、笛の下座音楽やら。

物語やセリフとぴったり合っての演奏は、リズミカルに体の奥底まで染み渡ります。ほどよく眠くなってくるのも心地よさからと言ってもいいのです。

眠くなったらほんのちょっと夢の世界に入ればいい。「カカン、カカン」と打ち鳴らされたツケ打ちでふっと目覚めれば、きらびやかな舞台の装飾が目に入り、下座音楽が最高潮に達しており、舞台では役者がドンと決めポーズ。

そんな非日常の瞬間に感じる幸福感もまたいいのではないでしょうか。

ですからガイドが教える「歌舞伎観劇で眠くなったら、その1」は、「寝ればいい」です(笑)。

さて、そうは言ってもぐっすり眠りすぎて幕間しか起きていませんでした、なんてことになっては、さすがに幸福感もあったものではありません。そこで、ガイドから眠気対策をあれこれご紹介したいと思います。

>>次のページでは、そのほかの眠気対策をご紹介
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