ブルガリア
ガイド:ブルガリアはルーマニアとトルコに挟まれた人口約730万人の国。日本ではブルガリアと言えば、ヨーグルト。音楽的には女声コーラスのブルガリアン・ボイスが有名ですが、ポップスの領域でも独自の進化をしています。また別の企画「共産テクノ」として書くつもりですが、共産主義時代のブルガリアにもテクノポップ~ニューウェイヴは存在したのです。それはブルガリアに限った事ではなく、多くの東ブロック諸国でも同様でした。
KariZma/Каризма
ガイド:カリズマという男女ペアはイタリアにも居ましたが、調べていると、表記が二種類存在しています。ガーリャことГалина Курдова(ガリーナ・クルドヴァ) とミロことМирослав Костадинов(ミロスラフ・コスタディノフ)の二人で1999年より活動していますが、2007年以降はソロとしての活動が主体となります。サウンド的には、かなりロシアンポップに近いドラマチックなスラブポップ。なお、ミロの方はソロとしてユーロヴィジョン2010の代表に選出されています。
Ще избягам ли от теб(あなたから逃げる) (YouTube)
Еклисиаст (last.fm)
松見:
長い活動期間の割にアルバムリリースがたったの1枚というのは勿体無い気がするので、ぜひお互いのキャリアを積んで再び活動して欲しいところです。
Elitsa & Stoyan /Елица и Стоян
ガイド:ユーロヴィジョン2013に出場したЕлица Тодорова(エリツァ・トドロヴァ)とСтоян Янкулов(ストヤン・ヤンクロフ)とのパーカッション・デュオ。現代的にエレクトロ・アレンジされた民族歌謡、辺境ポップの極みです。
Samo Shampioni (Bulgaria) 2013 Eurovision (YouTube)
Earth (amazon.co.jp)
松見:
ツインパーカッションは見応えがありますね!彼らは2007年のユーロヴィジョンにも出場していたようです。こちらもアップリフティングなテクノを取り入れた辺境ポップ。パフォーマンスでは和太鼓まで出てきて迫力満点!
Water (YouTube)
Doni i Neti/Дони И Нети
ガイド:では、ブルガリアの最後。この人たちもそうですが、ブルガリアの人たちは、キリル文字が基本で、ラテン文字の表記もされるみたいです。ソロもしくは別の人とのユニットもやっているので、固定的なユニットではないようですが、この曲(「このフィルム」という意味)は割としっとりしたいい曲なんですが、クリップではNetiちゃんが究極のセクシー十字トップになって挑発的です。
Tozi film/Този филм (YouTube)
Tozi film (amazon.co.jp)
松見:
ブルガリアは何故か"◯◯&◯◯"といった名前の男女ペアが非常に多いですね。コラボ好きなのか、あるいは単純にユニット名を付けるのが面倒なだけなのか(笑)…調べていくとどんどん出てきてきりが無くなりそうなので、こちらからは3組ご紹介します。