いよいよ今週末からGWですね!(と書いてて、我ながら愕然とします。もうGWなの?) みなさん、GWの予定はもう、お決まりですか?
GWはもともと、Shangri-Laなどのイベントもあり、地方から東京に遊びに来られる方も多く、二丁目のお店にとってもかきいれ時だったりしたのですが、一昨年からパレードが行われるようになり、昨年からは東京レインボーウィークが開催されるようになり、さらにお祭り感がアップ!して、すっかり東京のGWが一大お祭りウィークとかレインボーウィーク(プライドウィーク)として定着してきた感があります。
ゲイ向けクラブパーティ(ゲイナイト)って通常、夜中から朝方までですから、地方から来られた方は、昼間は寝てるか観光するか、だと思います。しかし、このGWだけは、昼間も夜もイベントを楽しめるのです。こんな素敵なお祭りが2週(約10日間)にわたって繰り広げられるのは(日本では)東京のGWだけ。もう、GWという文字をゲイウィークと読んでしまいそうな勢いです!
海外では、たとえば4月のソンクランの時のクラブパーティ・ウィーケンド(バンコク)や10月の台湾パレード+クラブパーティ(台北)にアジア中からゲイたちが集まり、昼も夜もイベント三昧でお祭り騒ぎ!というのが定番化しています。冗談じゃなく数千人のお客様が海外からやって来て数日間を楽しむので(長い人は1週間とか)、ホテル代やパーティ・フィー、飲み代、ご飯代…などが平均5万円(ゴトウも行ったことがあるので、だいたいそんな感じだと思います)とすると、1000人で5000万円、2000人で1億円の経済効果です。
東京のGWもそういう感じで(海外から大勢集まって)盛り上がるといいよね、と二丁目のとあるバーのマスターも語っていました。ゴトウもそう思います。でも、日本はそもそもクラブ自体が風営法をたてに規制されつつあり(先日の「ココがヘンだよ風営法」でも、それを聞いた外国人の方たちが「crazy!」「stupid!」と連呼してましたね)、とても五輪開催地とは思えない現状があるわけです。せっかく世界にも認められかけてきたクラブをつぶすのではなく、「COOL JAPAN」の一環として育てていき、ついでに東京を世界一ゲイフレンドリーな街に変えていけば、億単位の経済効果が見込めるというのに…本当にもったいない話です。
でもしかし、そんななかでも海外からお客様を呼ぶことに成功してきたのが、新木場ageHaで開催されるビッグ・パーティ「Shangri-La」です。GWのゲイナイトの代表格で、毎年内外から3000人超のゲイたちを集めています。今年は代官山「AIR」で開催されている人気パーティ「GLAMOROUS」とコラボし、「TOKYO MEGA WEEKEND」と銘打って、3日間にわたってカッコよくてグラマラスな夜をお届け。たぶん台湾や香港、タイあたりからも集まって、盛り上がりを見せることと思います。
そして、今年のGWの目玉となるいちばんの要注目イベントは、4月27日(日)に代々木公園で開催される東京レインボープライド(パレード&フェスタ)です。過去最高の15ものフロートが登場し、60ものブース(9ヵ国の大使館、7つの有名企業、二丁目振興会はじめLGBT関係のさまざまな企業、団体など)が広場に並び、そしてステージには夏木マリさんはじめたくさんのパフォーマーが出演し(ひさしぶりに「みんなでブラス!」も復活します)、1日で全部見て回れるか心配なくらい、見どころが盛りだくさんです。パレード参加者数の記録更新なるか?という感じです。
このパレードを中心として、4月26日(土)から5月6日(火祝)まで、LGBT(セクシュアルマイノリティ)に関する50以上もの催し(パーティ、映画上映会、展覧会、ワークショップ、トークショーなど)が連日のように開催されます(「東京レインボーウィーク」と名付けられています)。GAPなどの企業が協賛し、MISIAさんが公式応援ソングを提供してくれています(素敵すぎ!)。たくさんある催しのすべてが、LGBT(セクシュアルマイノリティ)がより前向きに生きられるようにという願いをこめて企画されたもので、きっと「ゲイでよかった」と思える瞬間に出会えるはずです。
今年のGWは微妙に前半(4/26~4/29)と後半(5/3~5/6)に分かれていて、長期休暇が取りにくい感じですが、前半だけ、後半だけでもいいと思いますので、ぜひこの超レインボーなゴールデンウィークを楽しんでいただきたいと思います。
というわけで今回は、「東京GWイベントガイド2014」と題し、カレンダー形式で、全国のゲイ(またはバイセクシュアル男性)のみなさん向けにオススメの過ごし方をご案内します。