気負わず始められるのも魅力♪
<目次>
ドックフードに混ぜる“トッピング犬ごはん”ってなに?
トッピング犬ごはんとは、通常与えているドライフード(カリカリ)に色々な食材を乗せてあげる犬ごはんです。完全手作り食と、ドライフードの中間にある犬ごはんのスタイルです。完全手作り食に移行する期間に取り入れることもあります。また、「完全手作り食は不安や心配が多いけれど、何か手作りごはんの要素を取り入れてあげたい!」という飼い主さんが好むことが多いです。栄養バランスは大丈夫?
「完全な手作り犬ごはんでは、栄養バランスが心配だけど、トッピングならベースはドッグフードだから安心」と、感じることから取り入れる方が多くいらっしゃいます。ただ、ベースがドッグフードであるからこそ、一つの食材を長期に渡ってトッピングに使い続けるのは、おすすめ出来ません。カリカリとも呼ばれるドッグフードは、正式には総合栄養食と言われ、“これと水だけで必要な栄養素を補える”という目的で作られているからです。ですが、ドライフードの製造過程でどうしても失われてしまう栄養素を取り入れることが出来たり、飼い主さんの愛情をダイレクトに感じられる事も“トッピング犬ごはん”の魅力です。
市販のドッグフードってダメなの?
手作り犬ごはんの話や、トッピングの話を聞くと「市販のドッグフードってダメなの?」と感じてしまうことも多いでしょう。手作り犬ごはんにメリットとデメリットがあるように、市販のペットフードにもメリットとデメリットがあります。だから、どちらが良い悪いではなく、わんちゃんの体調と飼い主さんのライフスタイルに合わせて選んでいけば良いのです。ドライフードでは摂りにくい栄養素は?
ドライフードの作り方は、簡単にいうとクッキー作りに似ています。原材料を粉状にして、水などで練って形を整えて焼き上げる、という工程を採用しているメーカーが大半です。加熱によって失われやすい栄養素は、後でサプリメントのような形で添加して栄養バランスを整えます。では、どのような食材を選べばいい?
気負わず始められるのも魅力♪
- ビタミンC
通常、犬は体内でビタミンCを作る事が出来ると言われています。ですが、ビタミンCはストレスなどで失われます。現代のわんちゃんは何かとストレスが多いもの。皮膚や粘膜の健康の為にも取り入れたい栄養素です。
……いちご、ピーマン、パセリ、キャベツなど。さつまいも、パプリカなどに含まれるビタミンCは加熱しても失われにくいことが特徴です。
- ビタミンB群
加熱した方が良い食材が多いので、灰汁が強い食材以外は蒸す、もしくは茹で汁ごと与えることがオススメです。
……肉類、卵、魚類、レバー、玄米、全粒粉など
- 発酵食
種類にもよりますが、発酵食品は50~60度ぐらいを越えてしまうと失活してしまいます。加熱したからといって、発酵食品ならではの働きが期待出来なくなるわけではありませんが、できれば適した形で取り入れて行きたいものです。
……納豆(よく練って)、無糖ヨーグルト、チーズなど
- 加熱に弱い油
……亜麻仁油、しそ油、えごま油など
- 旬の食材
実際に与える時のポイント
初めての食材は少量から与えましょう
トッピング犬ごはんにする場合、いつものドライフードを7~8割ほどに減らしてください。食材は小さじ半分程度の量から始めて、太ってきていないか?痩せてきていないか? など、体調を見ながら調整するようにしましょう。