ヒットソングから愛唱歌へ
単なる恋愛応援ソングの殻を破って、この曲には東日本大震災で日本全国の人々へのメッセージソングの側面もあるでしょう。「絆」や「復興」といった直接的な言葉を使わなくとも、みんなを励ませることを証明しています。たとえこの先、AKB48というユニットがなくなったとしても、「恋チュン」は歌い継がれるんじゃないでしょうか。できることなら、音楽の教科書に載って、未来の子どもたちにも口ずさんでほしい。そんなことを夢見させる力が、この曲にはあるんです。
去年のヒット曲を、何で今ごろ? と思うかもしれませんが、ある程度の時間が経過してみて、改めて時代を超えて残る曲だと確信させられました。AKBについては、ほとんど知らない当ガイドですが、どこまで曲の素晴らしさに迫ってみようと思います。